ドイツと言えば、ビール純粋令が発祥した地。 クラフトビールの流行は世界各国に比べると少しだけ遅かったようですが・・・。 しかし、ビールの本場だけあって、作り出したら止まらない?美味しいクラフトビールがどんどん生まれているドイツ。 その中でも美味しかったな、と思ったアポストル醸造所を紹介します
ドイツのクラフトビールとは?
アメリカから始まり、世界各国で盛り上がりつつあるクラフトビール
ビールといえば、ドイツ。 ドイツといえば、ビール。 ビール純粋令500年の歴史を誇るここドイツ国内でも全国的ナクラフトビール ブームが続行中です。
ドイツ国内の場合、クラフトビールのブームは北からやってきて、南下傾向にあるようです。 新しいものを取り入れるのが早かったのが北なのか、それとも有名な老舗ビール醸造所が「ドイツの定番の作り方」にこだわってで遅れてしまったのか・・・は分かりませんが、近年は有名な老舗ビール醸造所でもどんどん定番化し始めたクラフトビール。
なんだか、クラフトビールの定義(小規模で醸造される)とはかけ離れている感もありますが、実はドイツでは未だにクラフトビールの明確な定義づけというのは内容で、2017年に入ってようやく Deutsche Kreativbrauer.e.Vという協会が出来たばかりだそうです。
クラフトビールとはなんぞや? という話はまた近いうちに専門家に聞いてみることにして・・・オススメの醸造所のうちの一つ、 Hauzenberg にある 1890年創業 Apostelbraeu (アポストル醸造所)を ご紹介します。
とにかく種類が豊富!
伝統的な製法と味にこだわったバーバリアン・シリーズ Barvarian。 目印は素敵なロマンスグレーをさらに超えた紳士の写真。 モルトの独特なカラメル風味を感じて楽しみたい人には中でもBvarian Forest Spelt Aleがオススメです。
オークバレル樽で熟成されたビールシリーズの中でも、アポストル醸造所の新作、
GRANITES TUB
ウィスキー樽を利用して、熟成されたクラフトビール。 ウィスキーのテイストにバナナの風味が香るエキゾチックな味わい。 なのだが、私、個人的にバナナが苦手なため、風味だけでも・・・断念。
2016年 インターナショナル クラフト ビール アワードで銀賞を受賞した、CHUCK’S BARREL
シュタークビアー(断食期間に飲む栄養素・アルコール度共に高めのビール)とオリジナル・テネシー ジャック ダニエルの樽でじっくり熟成。 重厚なビールを味わいたいならこれ。
でも、個人的にはこれが一番オススメのCAPT’N SPELT
カリビアンラム樽を利用して熟成。 ラムの風味とビールが絶妙にマッチしたビール。
アポストル醸造所の定番は麦とモルトのコーディネーションがどれも絶妙。
せっかくだから、入手しやすいドイツに住んでいる間に、ちょっと変わった赤っぽいカスタニエン(トチの実)色な Roggen bierは必ず試して欲しいです!
もうすぐ解禁! アポストル醸造所の初ウイスキー
クラフトビールも遊び心とチャレンジ感溢れるビールが多いアポストル醸造所は、2015年に創立125周年を迎えました。 その記念にウィスキーの醸造に挑戦したのでそろそろアポストル醸造所初!ウィスキーも楽しめます。(少なくとも3年は樽の中で熟成が必要)
その日まで、まずはクラフトビールで乾杯!
醸造所見学もきっと楽しい!
醸造所はHauzenbergにあり、醸造所経営のピザレストラン、博物館などがあります。
博物館は小規模醸造所らしく、大麦から麦芽を作る製麦の工程からビール瓶に詰めるボトリングまで、ビール製造の全てを見学できます。 ウェブサイトでバーチャル見学も出来るので、ちょっと覗いてみてくださいね。
Apostelbraeu (アポストル醸造所) | |
住所 | Eben 11 – 13, 94051 Hauzenberg |
---|---|
博物館 | Apostelbraeu博物館 |
博物館開館時間 | 月〜金 10:00 – 12:00 / 14:00 – 17:00 土 10:00 – 12:00 |
レストラン | 月〜土 17:00 〜 日 11:00 – 13:30, 17:00 〜 |