DZNE博士研究員としてミュンヘン在住の二瓶 義廣先生を講師に迎えて、認知症とはどういう疾患か、どういう検査や治療が日本では行われるのか、患者や家族はどう対応すべきか、などをお話していただきます。
主催: ミュンヘン友の会 主催 後援: 在ミュンヘン日本国総領事館
専門医がわかりやすく解説する「認知症を識る」講演会 | |
申込締切日 | 2018年 10月03日(水曜日) |
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日時 | 2018年 10月05日(金曜日) 18:00 – 19:30 (開場17:30) |
場所 | ASZ-Au(Alten & Service Zentrum-Au) Balanstr. 28 81669 München |
詳細 | 定員30名様まで(先着順) 申し込み方法・参加費などは記事最下部に記載 |
認知症とは
日本でも、ここドイツでも高齢化社会が進んでいますが、深刻な問題の1つに認知症があります。 ドイツ語ではDemenz (認知症)と言います。
日本ではそれまでの名称であった「痴呆」から「認知症」に病名が変更されて、早14年。 この間に、認知症という病名は一般的に使われるようになりましたが、十分に認識されていません。
認知症にも色々な原因や進行の度合い、症状などがあります。 認知症の85%程度は以下の3つの認知症になります。 その他は治るものもあれば、原因が違うものなど「認知症」とは1つの症状・病を指すものではありません。
認知症 代表的なもの | |
アルツハイマー病 Alzheimer-Demenz |
異常なたんぱく質が脳にたまり、脳の記憶を司る「海馬」という箇所から萎縮が始まります。 症状は軽い物忘れから、どんどん緩やかに進行します。 |
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レビー小体型認知症 Lewy-Körper-Demenz |
脳の神経細胞の中にある異常なタンパク質の塊「レビー小体」が原因となり発症します。 幻覚が見えたり、手足が震えることもあれば全く何もない日もあるなど、症状は波型に進行します。 |
血管性認知症 Vaskuläre Demenz |
脳梗塞や脳出血などによって発症します。 そのため、症状がそれぞれ違っていることが多く、症状は階段型に進行します。 |
ミュンヘン友の会
介護・食生活・ドイツの医学用語等に関する勉強会を開いて「異国で健康に暮らす」という課題に取り組んでいます。
その一環として、今回の講演会も行われています。 「認知症」とは何か、「認知症」に関わるご家族の方々がどう対応すべきかなど、臨床経験豊富な専門医のわかりやすい解説が聞ける機会はなかなか無いのではないでしょうか。 すでにドイツで「認知症」サポートに取り組んでいらっしゃる方も、日独の対応の違いがあるのか? など新しい気づきや、情報・発見があるかもしれません。
講師紹介
二瓶 義廣先生 栃木県足利市出身。
2004年新潟大学医学部医学科卒業後、足利赤十字病院に於いて初期臨床研修医、内科専修医として勤務。その後、慶応義塾大学大学院にて医学博士号を取得。
2015年よりLMU博士研究員、DZNE博士研究員、現在ドイツ神経変性疾患センター(DZNE)博士研究員としてミュンヘン在住。
2011年から2015年まで慶応義塾大学病院メモリークリニック、同院パーキンソン病外来の二つの専門外来にて診療。
専門医がわかりやすく解説する「認知症を識る」講演会 | |
申込締切日 | 2018年 10月03日(水曜日) |
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日時 | 2018年 10月05日(金曜日) 18:00 – 19:30 (開場17:30) |
場所 | ASZ-Au(Alten & Service Zentrum-Au) Balanstr. 28 81669 München Sバーン全線、トラム25番 ・15番 Rosenheimerplatz駅下車(Ostbahnhof側下車右側出口)徒歩5分強 |
参加費 | 3€ (実費の一部として。友の会会員は無料) |
定員 | 定員30名様まで(先着順) |
お問い合わせ | 申込先: tomonokai.event✴︎gmail.com ✴︎を@に変更 申込先: まで、必要事項をメールにて下記事項を⽂章でお知らせ願います。 (1)お名前 (2)講演当日の緊急連絡先:メールアドレス または 電話番号 (3)日本における認知症診療や家族の対応等について質問がある方は内容を簡単にお書き下さい。ドイツでの医療についてはお答えできません。 また、質問は講演当日に内容を公表して良いものに限ります。 時間に制約があるため、皆様のすべてのご質問にお答え出来ない場合もございますのであらかじめご了承ください。 詳細:ミュンヘン友の会 |