ほぼ全部ドイツで購入可能な食材で作る和菓子【レシピリンクあり】

ドイツでも和菓子が食べたい・・・日本から持ってくるのが大変、通販も難しい、とりあえず気軽にドイツで材料を購入できて、簡単に作れる和菓子（和風スイーツ）の材料と実際に作ってみたレシピをまとめてみました。（適宜更新中）

ドイツで日本食材を入手する

昔に比べれば比較的手軽に、安価で日本独特な食材が入手できるようになりました。　それでもやっぱり少しお値段が高かったり、近所で和食材を販売していない、通販を見ても売り切れてた！なんて時のための代替商品が中華ショップやドイツのスーパーで購入できるのをご存知でしたか？

最近では中国産の餡入りの餅も販売していますが、やっぱり何かが日本のものと違うような・・・だったら少し手間がかかっても自分で作ってしまった方が美味しくて、バリエーションも効かせられるかもしれませんよね。

ということで、ドイツでも日本の和菓子を作るための材料の見つけ方と購入方法を調べてみました。

和菓子をちょっとお持ち寄り用にパッキングを装飾できそうなデータも作成しました。　A４サイズのスティッカーか普通の紙に印刷して切り取り、テープで容器に貼り付けてください。　ビン、果物が入っていたプラのパックなど。
参考例は２ページ目にあります。

和菓子作りに必要なもの

和菓子を作る時に、必要な材料は基本的に粉類と砂糖類。あんこや抹茶や栗の甘露煮なんかも欲しくなりますが、これらもドイツで比較的簡単に購入可能です。　抹茶は少し高くなり、栗も自分で煮ないといけませんが。

あんこは出来合いのものを購入または小豆を購入して自分で煮ることが可能です。

粉類

上新粉、白玉粉などはアジアショップでも購入可能です。　すべての米粉は　＝　Reismehl になります。　敢えて種類を分けて呼ぶ場合は

大福にまぶせる片栗粉は、Kartoffel Mehl　とも言い、ドイツでもスーパーに普通に売っています。

ちなみに中華系の「米粉シリーズ」では、ブランドやメーカーが違っても、青は上新粉、緑が白玉粉、赤がタピオカ粉のような感じで色分けされているらしいです。

ちなみに中国にはサツマイモの（でんぷんで出来た）片栗粉（红薯淀粉）、太い春雨というかもちもちツルツルの平べったい葛切りのような？ものが出来上がります。

緑豆の（でんぷんで出来た）片栗粉（绿豆淀粉）は、細いしっかりとした春雨の原料ですが、ちょっと工夫するとところてんや葛切りもどきがつくれます。

意外なところで、葛粉も中国では結構ポピュラーなため、入手しやすい粉もののひとつです。　もしかしたらドイツの中華食材、またドイツの健康食品系ショップなどでも見つかるかもしれません。

主要な和菓子作りの粉類はドイツでも入手しやすそうです。　特に重曹やコーンスターチは中華系に頼らず、ドイツのスーパーで気軽に購入できます。

フィリング・味付け類

和菓子に欠かせない、あんこ、栗、さつまいも、抹茶などなども「日本と全く同じ」を追求しなければ似た感じで入手可能です。　お砂糖の種類もドイツは結構色々あるので、日本と変わらず楽しめるのではないでしょうか？

あんこはBIOショップで販売される小豆を購入して自宅で煮ることも可能です。　お隣のフランス製の美味しい栗もあります。

さつまいもは少し難しくはありますが、近年「甘い芋　Süßkartoffel」として、スーパーで販売中です。　当然日本のサツマイモとは品種が違って、まあまあな甘さですが、べっとりする嫌いがあります。　しかし、ペーストにしてしまえばなんとか代用になります。

あんこも中華系ショップには安価な価格で（ちょっと化学薬品的な味がある気もしますが）緑茶餡、白餡、ゆず餡、普通のあんこからサツマイモ餡にハスの餡など色々あります。

ナッツ系も入手しやすくクルミの和菓子もよくドイツで作りやすいもののひとつです。　ちなみに抹茶はMacchaとして、ほぼ市民権を得ているので、品質・価格を気にしなければ本当にどこででも購入できます。

次のページでは、実際にドイツで購入できる材料だけで、和菓子を作ってみたレポートと利用したレシピを紹介しています。