ドイツ現地採用で人気の求人ランキング

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現地採用とは、本社からの転勤や出向ではなく直接ドイツに赴いて就職する方法です。駐在員制度と異なり、雇用主は日本本社ではなく現地法人となるため、応募のプロセスも異なります。
※本稿の内容は必ずしも就職後の給料などを約束するものではありません。あくまで目安として参照ください

ドイツ現地採用制度を用いてドイツで就職する場合、日本本社での勤務を経験することなくそのままドイツでの勤務が開始されることとなるため、若いうちからドイツで就職したい、プライベートの都合で早期にドイツ就職しなくてはいけない、という人にはうってつけです。

現地採用 駐在員
応募先 ドイツ 日本
雇用主 現地法人(ドイツ) 本社(日本)
採用形態 正社員(既卒) 正社員(新卒・既卒)

Career Management社を参照に著者作成

最も人気のある職種は「営業アシスタント」次いで「営業」という結果になっています。

営業アシスタント

営業アシスタント
給与水準 30,000EUR~40,000EUR
応募要件 英語、大卒・専門卒
その他要件 ドイツ語、貿易知識、就労ビザ

ドイツの現地採用求人の中で一番人気の高い求人職種とされています。その理由として、日系企業の中で日本語・英語の堪能な営業アシスタントが求められていること、が挙げられます。特に商社勤務経験、海外のフォワーダーとの折衝経験は高く評価されることもあります。

一方、貿易知識が無くても、日本で社会人経験があり英語スキルが備わっていれば研修をおこなえる環境が揃っており、どの都市でも求人の用意されがちな需要の高いポジションとなっています。

営業アシスタントの職種自体はドイツの企業でも汎用性が高く、どのメーカーも通年で募集していることが多いので、経験を積めばドイツ内での同職種での転職が可能になりやすいメリットを持ちます。

業務内容
  • フォワーダーとのやり取り・コンテナの手配
  • 顧客や在庫データの管理
  • 貿易手続きに用いられる書類の手配、等

営業

営業
給与水準 35,000EUR~55,000EUR
応募要件 英語、大卒・専門卒、営業経験
その他要件 ドイツ語、海外勤務経験、就労ビザ

文系職のドイツ現地採用の中で営業アシスタントに次いで人気が高いのが「営業」と言われています。ドイツに進出している日系企業(主に製造業)のヨーロッパにおける拡販をサポートする役割のため、ドイツを拠点にヨーロッパ各地のパートナーとの交渉を必要とする役割です。
対外的な折衝のみならず、新規市場のリサーチ・分析やマーケティングといった広範なタスクを担うこともあり、営業アシスタント同様に海外畑でのスキルアップがしやすい職種とされています。

業務内容
  • 新規顧客開拓、既存顧客の管理
  • 営業目標の設定とその実行
  • 海外(ヨーロッパ)代理店の販売促進、等

管理職

管理職
給与水準 50,000EUR~100,000EUR
応募要件 英語、大卒・専門卒、管理職経験
その他要件 ドイツ語、海外勤務経験、就労ビザ

求められることの多い求人としては「営業」「マーケティング」「カスタマーサポート」などのシニアマネージャー職(管理職)です。会社規模や業績に応じて年収は更に上乗せされることもあります。

今までは駐在員がおこなっていた管理職(現地人材の管理)のポジションを現地採用に移行し始めている企業も少なくなく、将来的に現地法人の中枢としての働きが期待されています。

高い給料が提供される一方、本社との折衝、現地人材の管理、場合によっては数値への厳格なコミットが求められるポジションで、日本本社との往復を求められることも少なくありません。

業務内容(※管理職としての部署によって異なる)
  • 数値の分析とKPIの設定、実行
  • チームの管理、業務促進
  • 採用、人事、教育、等

エンジニア・ITエンジニア

エンジニア・ITエンジニア
給与水準 50,000EUR~70,000EUR
応募要件 英語、大卒・専門卒、実務経験
その他要件 ドイツ語、海外勤務経験、就労ビザ

年間に提供されるポジションは少ないものの、エンジニア・ITエンジニアといった技術職関連の求人も一定数を占めます。特に、製造業の中で顧客システムの調整、インフラ(社内・社外)の整備が求められるもの、などの需要が多いことから、ITエンジニア系は一定の需要を持ちます。

求められる分野における知見や資格と、3年以上(ポジションによっては5年以上)の実務経験などが求められる職種で、タイミングさえあえば高確率での内定が期待できる求人です。

エンジニア・ITエンジニアといった理系職はドイツ企業への就職の道もありますが、どうしてもビザや言語の壁で、ドイツ人人材と比較した際に優位性を訴求しづらく、日系の現地採用に落ち着くケースが多いと言えます。

業務内容(※エンジニアの種類によって異なる)
  • 現地企業、社員とのプロジェクトの進行
  • 仕様や納期の調整
  • 設計・実装・テスト、等

経理・人事・総務

経理・人事・総務
給与水準 35,000EUR~45,000EUR
応募要件 英語、大卒・専門卒、実務経験、Excel
その他要件 ドイツ語、会計ソフト、就労ビザ

経理・人事、といった会社の重要な任務を担う求人も、現地採用にとって重要な応募先となりがちです。特に、英語が話せ、現地の会計・財務ソフトの使用歴がある人間は高く評価されます(会計士・税理士の資格はなお優遇されますが、難易度高)。

現地社員との折衝は勿論、本社とのコミュニケーションも度々発生するため日本での社会人経験は非常に重要です。専門スキルが身に付き、将来的に転職の役にも立ちやすいため、特に配偶者帯同でドイツに滞在している場合等、人気が高い職種となっています。




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