夫の駐在のため、夫婦+息子ひとりの3人でドイツ・フランクフルトに引っ越してきた私たち家族。息子の通う幼稚園について当初迷いましたが、最終的に選んだのはドイツの現地幼稚園です。
駐在前は日本の保育園に通っていた息子。この記事では日本の園生活と比較しながら、ドイツの幼稚園の様子をご紹介できたらと思います。
まずは、息子が通うドイツの幼稚園での1日の過ごし方をご紹介します。
朝は9時までに登園し、園で朝ごはんを食べます。朝食を用意してくれる園もあるようですが、息子の通う幼稚園ではお弁当箱に入れた朝食を各自持っていきます。
園のお友達が持ってきているお弁当の中身で、よく見るのはサンドイッチ、カットしたフルーツや野菜、サラミ、チーズなど。我が家ではおにぎりやたまご焼きを入れることもありますが、私も基本的にはドイツ式のお弁当を採用しています。
園で朝ごはんを食べるというこのシステム、とても気に入っています!
日本では登園前に食べさせていた朝ごはん。起きたばかりで食欲がなかったり、時間がないのになかなか食べ終わってくれなかったり、とても大変でした。
現在も登園前にも何かしら食べることが多いですが、食べさせないといけないプレッシャーもなし。幼稚園で朝ごはんの時間があると思うと断然気持ちが楽です。

我が家のある日のお弁当
朝食のあとは、朝の会の時間。出席をとったり、その日の予定についてお話があったりします。これは日本と同じですね。
朝の会から昼食までの時間は、その時々の気温や天気に合わせ、室内、もしくは園庭で遊んでいます。園庭には日本と同じように遊具があり、子どもたちは元気に走りまわっています。室内では先生と一緒にお絵かきや工作をしたり、好きなおもちゃで遊んだり…各自思い思いに過ごしています。
日本の保育園のように頻繁にお散歩に行くことはしませんが、年に数回、大きな公園や動物園へ遠足に行ったりもします。息子の幼稚園では、体操教室に先生が子どもたちを連れて行ってくれたり、音楽教室の先生と一緒にうたを歌ったりする機会もあります。
昼食は12時から。園内で調理したものを出してくださいます。
日本の保育園に比べるとバリエーションには欠けるかもしれませんが、メインのお肉やお魚、パスタやジャガイモ、野菜の付け合わせにフルーツといった献立で、息子は毎日美味しくいただいているようです。
園ではお皿などを準備する給食当番のような役割がまわってきたり、手洗いや歯磨きなどの生活習慣を教えてくれたりもします。
お昼ごはんのあとは、また自由遊びの時間。14時半ごろから順次お迎えが始まります。最長で預けられる時間は、夕方17時まで。長く幼稚園で過ごす子どもは、15時ごろに園でおやつも食べます。お昼寝はありません。
日本の保育園と同じく、季節の行事を園でもお祝いします。カーニバルやハロウィンの日には仮装して登園したり、イースターや聖ニコラウスの日にはお菓子をもらってきたり。
基本的には子どもたちだけでお祝いしますが、聖マルティン祭のランタン行列や卒業する子どもたちとのお別れ会など、保護者が参加できるものもあります。
また、お誕生日を迎える子が自分でケーキやお菓子を園に持ってきて、みんなでお祝いするという習慣もあります。

母の日の工作。お迎え時にサプライズでプレゼントしてくれました!
日本の保育園や幼稚園との大きな違いは、まずクラスが縦割りであること。息子のクラスには20人ほどの子どもがいますが年齢はバラバラで、3歳から6歳ごろまでの子どもが一緒に活動しています。
フランクフルトという土地柄もあるかもしれませんが、クラスの雰囲気はとてもインターナショナル。送り迎えの時間には、親子で様々な国のことばを話しているのを耳にします。
園で先生が話すのは、もちろんすべてドイツ語。ドイツ語がまったくわからない状態で入園した息子ですが、幼稚園でよく使われる単語から少しずつ覚えています。
日本と比べると、毎日の持ち物が少ないのも嬉しいポイント。毎朝持っていくものは、朝ごはんのお弁当と水筒を入れたリュックのみです。
幼稚園のロッカーには着替え、上履き、長靴、防寒具などを置いています。着替えも必要なときに持っていきますが、服を着替えてくるのは、水を盛大にこぼしてしまったときくらい。日本と比べてお着替えの頻度は少なく、泥だらけで家に帰ってくることもしょっちゅうです。
連絡帳や登園アプリといったものも特になく、必要なことは登園やお迎えのときに先生に直接伝えるスタイル。先生も園での様子を教えてくださいます。遠足やイベントのあとは、写真つきで子どもたちの様子が展示してあることもあります。
ここまで違いもたくさん書いてきましたが、日本・ドイツに共通して感じることもあります。
先生が子どもの気持ちに寄り添い、1人ひとりの個性を尊重してくれること。また、工作など家ではなかなかできない遊びをやってくれるところや、季節を感じるイベントを経験させてくれるところも日本と同じです。
幼稚園のおかげで息子はドイツの文化やことばに触れ、ぐんぐん成長しています。これからものびのびとした環境の中で、自分の世界を広げていって欲しいです。
夫の駐在に帯同し、2025年からドイツ在住。現地幼稚園に通う子どもとの生活や、ドイツ語学校の体験、日本人家庭のドイツの楽しみ方など、フランクフルト生活情報をお届けします。

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