ドイツにはMilchbrötchen と言うパンがあります。 基本的には柔らかくて水気を多く含んでいますが、形が少しずつ違う事も。 日本のトーストや菓子パンに近い感じもするドイツ版菓子パンに近いミルクパンの食べ方アレンジを数種類ご紹介します。
ドイツ人の好む朝ごはんは、近年クロワッサンが急上昇しているそうですが、素朴で美味しいミルクパンもオススメです。 今回はスーパーマーケットで簡単に入手出来るミルクパンを使いました。
ミルクパンの種類
形も呼び方も französiche Milchbrötchenだったり、 Süße Milchbrötchenだったり色々あるようですが、基本の総称はMilchbröt ミルヒブロート(ミルクパン)です。
とにかく、日本人好みの柔らかくて、少し甘い、パサパサしないしっとり感もある食べやすいパンですが、袋詰めの場合は量が少し多く、途中で飽きてしまう事もあったので、毎日少しずつ違った甘〜い食べ方をしてみました。
ミルクパンの食べ方【1日目】 ベーシック
最初はシンプルにそのまま、コーヒーに浸して食べるともっとしっとり食べやすくなります。 個人的には朝の忙しい時に慌てて食べるよりも、ゆったり時間が過ごせる時にこそ食べたい食べ方です。
コーヒーは特にこだわりポイントで、酸味を感じる系よりも苦味が少し入っている濃い目のコーヒーと合わせると美味しいです。 紅茶派なら、アールグレイとミルク。
ハニーブッシュティーにさらにはちみつを入れて甘いお茶に浸して食べるのも、なかなか美味しいです。
ミルクパンの食べ方【2日目】 はちみつとバター
ミルクパン自体が素朴な味わいなので、塩味と甘み、甘塩っぱいが好きな人にオススメの食べ方です。
少し温めてからバターとはちみつをがっつりと塗り込むだけです。でも美味しい!
ミルクパンの食べ方【3日目】 クリームチーズとジャム
ドイツといえば、豊富なクリームチーズの数々。 普通にクリームチーズ Quark クワルク など を使っても良し。 少し柔らかいマスカルポーネとジャムの相性も抜群です。
ミルクパンの食べ方【4日目】 チョコムース
チョコカスタードクリームをそのまま食べても美味しいけれど、ミルクパンに塗ったらもっと美味しい。 美味しい+美味しい=2倍以上美味しいでした。
ただ、そんなにいっぱいは食べれなかったのでミルクの入ってない系ドリンクと合わせると、より美味しいです。
ミルクパンの食べ方【5日目】 イチゴ味のミルクペースト
Aldi アルディは遠い昔は「安売りで有名、貧乏な人が行く場所」なんてイメージがあったそうです。 私的には一推しのスーパーで、季節ごとのオリジナル商品も安価で美味しい。 野菜も新鮮だし、とても良いスーパーです。
さて、そんなアルディ・オリジナルブランドのスイーツは特に美味しいものが多く、今年のクリスマスの一推し・苺味のミルクペーストはちょっと温めたミルクパンに塗ると、いい感じに溶けて塗りやすく美味しいです。
イチゴの粒がしっかりとクリスピーな感じで感じられます。 ミルクペーストはいわゆる昔の脱脂粉乳のような、なんとも昭和世代には懐かしい感じです。
ミルクパンの食べ方【6日目】 手作りカスタードクリーム
カスタードクリームを作るのにハマっていたので、ミルクパンとともに。 ちょっとミルクパンに飽きがきたので、一緒にワッフルも食べました。
出来たての温かいカスタードクリームと相性バッチリ。 この組み合わせが一番好きかもしれません。
ほぼ日本のクリームパンに近い感じもしました。
ミルクパンの食べ方【7日目】手作りカスタードクリームと生クリームとフルーツ
最後の1日は豪華なミルクパンの食し方です。 カスタードクリームは昨日のもので、作り手が下手なため、ちょっとプリンプリンした弾力多めのカスタード。 柔らかさ+のために生クリームを加えたダブルクリーム系に変更し、フルーツを挟み込みました。
もう、口の中が豪華。 味の宝石箱やでぇ、とまではいきませんが、カスタードと生クリームの組み合わせはミルクパンと相性抜群のようです。 さらにフルーツは甘すぎるよりは酸味が少し入っている方がオススメかもしれません。
問題は中に入れすぎて、とても食べにくかった点。
そのほかの食べ方
1週間、毎日甘〜いミルクパン生活。 この他にも、フレンチトースト風にしたり、ピーナッツバターやヌテラ(チョコクリーム)という定番のクリームを塗ったり、温めてチーズやハム、目玉焼きと食べると美味しいようです。