ミュンヘン グラフィティ

「タグ」=落書き、走り書き、「スローアップ」=1色か2色で素早く書かれたタグのちょっとマシなバージョン、そして、「マスターピース」=色鮮やかで美しく完成されたもの。 グラフィティには色々ありますが、許可のない場所に勝手に書いたものは犯罪行為です。

ですが、時々まるでアートだな・・・と思わず立ち止まって見てしまうものがたまにありませんか?

ミュンヘンには、公的にストリートアート(グラフィティ)が許されている場所があり、そこでは数多くのマスターピースが描かれては、次のペインターに上描きされて行くドラマが生まれています。

公的にストリートアート(グラフィティ)が許されている場所は、ミュンヘンの文化局(文化推進局?)Kulturreferat Münchenや、ミュンヘンの公益法人団体ー青少年のサポートグループ(良い訳が思いつきませんが・・)Kreisjugendring München-Stadt などがサポートしています。

グラフィティを描くペインターの中では、他の人の作品の上に自分も描きたい場合は、先に描かれたものより完成度の高い作品を上描きしなければいけません、という暗黙のルールがあります。

そして、許可されない場所で違法に製作されるよりは、一部の場所を公的に許可してアーティストや青少年の活動の場、才能を発揮・磨いていく場として提供してあげよう!という、結構粋な計らいなのです。

残念ながら、許可されていない場所で、ゴミのような落書きを生産し続ける子もいるようですが・・・ そういった落書きではなく、アートなグラフィティを集めてみました。

(良い作品が見つかったら、時々画像を増やしていきます)

▼目次

  1. 市内の単発グラフィティ(未許可の場所)
  2. Brudermühlbrücke(許可された場所

街中の汚らしくないグラフィティ(タグと呼ばれる系以外)、シルクスクリーンを用いた系。 ※現在は撤去・清掃されているものもあります

市内の単発グラフィティ

市内のグラフィティはだいたい(許可のない場所なので)犯罪です。

(許可のない場所なので良くない事なのですが・・・消えたら悲しいグラフィティ(今はありません)

これも・・・消えてしまったのが悲しいグラフィティ(建物自体がありません)

ペンギン

多分練習中のペンギンと車

上手にできた?ペンギン

この黒一色動物シリーズは一時期流行っていた様です

結構大きなアリ

モンチッチ、商標とかも気になるところ

一時期至る所にあった、Bananensprayer こと Thomas Baumgärtel のバナナ

 

 

イザー川の橋桁グラフィティ ー Brudermühlbrücke

Brudermühlbrücke 橋の下は公共の場ですが、ここは法的に許可されたスペースです。

これ、実はミュンヘン市なんですね。 青い生物が何かのカリカチュアなのだろうか・・・

 

なんでこんなに暗いモチーフを・・・と思うのですが、引き込まれる様な作品

横から見た図、実は壁の横も続いているのでグルグル見て回ってしまいます

公的に許されたグラフィティスペースは、Brudermühlbrückeの橋桁を合わせて7箇所あります:

Tumblinger Straß, Jugendzentrum Blue, Kunstpark Ost, Donnersberger Brück, Friedensenge, Trambahntunnel, Brudermühlbrücke




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