今から約21年前、世界中の在外邦人の署名運動によって、海外からも国政選挙に投票できる制度ができました。しかし、この制度を活用するには、非常に困難かつ時間と費用がかかるのが実態です。 その現状を変えていこうという在外ネット投票署名活動が現在行われています。詳細をご覧の上、ご賛同される方はご署名ください。
在外ネット投票署名活動 | Overseas Online Voting Action
在外投票のオンライン化を求めた署名活動です。
全世界に日本を離れて海外に暮らす在外邦人の数は、年々増加傾向にありますが、現時点でおよそ135万人以上の日本人が海外に住んでいます。 そのうち有権者は約100万人となります。
約20年ほど前に海外からも国政選挙に投票できる制度が確立し、海外からも在外選挙人登録をすれば、選挙に投票ができるようになりました。
- ・在外選挙人証取得には登録・申請してから2-3か月かかります
また、元々近郊に大使館、領事館が無い地域の人などは、この制度を使うためのハードルが非常に高く、これまでの在外選挙投票率は約2%程度しか行われていないことからも鑑みることができるのではないでしょうか?
- ・直接投票するには会場への足(時間と費用は自己負担)が必要
- ・郵送も非常に高額に、かつ間に合わないと無効に
- ・日本へこのために、もしくは時期を合わせて一時帰国(時間と費用は自己負担)
さらに、今回の衆院選挙では、大使館から郵便投票を勧める案内が届きましたが、コロナ禍で郵便事情が悪化し、郵便投票が間に合わない、投票できないというケースが世界中で続出しました。
在外公館から遠い人や今回のコロナ感染拡大といったような事態では、在外投票のハードルがとても高くなります。
少しずつでも、変えていこう
この状況を変えて、すべての在外有権者が、憲法で保障されている投票権行使の機会を得られるよう、在外投票のオンライン化を求める署名運動が始まりました。現在賛同署名は8000人を超えました。目標の1万票まであともう一歩です。*
*人数は現時点のもの。
投票したかったけれど、大変すぎて今まで出来なかった。 もっと気軽にできるなら、自分たちの国の未来を作るために投票したいと思う方、お子さんに選挙権が出来た時に苦労せずに選挙に参加してほしいと思う方、署名・拡散に協力してはいかがでしょうか?
より良い未来と生活が、日本でも、海外からでも作っていけるような環境になるように、ぜひ在外投票のオンライン化を求める署名について、まずは状況を知って考えてみることから始めるのは良いことかもしれません。
もちろん、インターネットを介するのでしっかりと機密性を保持しながら安全に不正がなく、そして心身経済面での投票へのハードルは低く、ネット投票が行えるようになったら良いと思います。
詳細や署名への参加は以下のリンクなどからご確認ください。
在外投票のオンライン化を求める署名 | |
署名への 協力方法 |
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内容 | 在外ネット投票早期導入を求める署名活動 在外有権者100万人が憲法15条の選挙権を行使できる世界を目指す |
目標人数 | 1万人を目標(当座) |
メール | onlinevoting22*gmail.com *部分を@マークに変更してください |
詳細 | ツイッター: 在外ネット投票署名活動 |
*文章の一部と画像は在外ネット投票署名活動からご提供いただきました。