ドイツの夏は日本と違って過ごしやすく、扇風機もクーラーも必要なかった・・・なんてのは、今となっては過去の話。 この数年、真夏日和が続きますが、それは気温の話。 気温に関係なく太陽が出ている日の紫外線は、日本よりドイツの方がかなり厳しく日焼け止めは必須です。 ベビーでも使えて、しっかりガードする、ドイツで使える日焼け止めを調べてみました。
日焼け止め対策、知っておきたいこと
ドイツ人は日焼けしたい派が多いのと、夏休み=バカンス=日焼けするのイメージのため、夏に白いとみんなに色々言われることもあります。 しかし、日本人としてはシミやしわの原因となる日焼けは出来れば避けたいところ。
無理な日焼けをすると、火傷をしたり、ガンの元になったり、意外と日焼けは侮れない健康被害をもたらします。 美容のためだけでなく、肌の健康のためにも、日焼けはほどほどにしておきたいドイツの夏。 女性や子どもだけでなく、男性もきちんと日焼け止めをつけておく様にしましょう。
日焼け止めにかぶれやすいので極力つけたくない場合は
帽子や日傘、アームカバーなど日本では定番でもドイツ国内だと帽子くらいしか見つからない・・という事も多々あります。 ドイツにはドイツのよく考え抜かれた?日焼け止めグッズもあります。
- 意外と日焼け止めを忘れてしまう、首の後ろ側をガードする帽子 Sonnenhut mit Nackenschutz
- ベビーカー自体につけられる日焼け止め Sonnensegel (mit UV Schutz)
- 車の窓に貼る日除け Sonnenschutz
また、事前に紫外線が強い時間帯を調べておくのも良いかもしれません。 極力紫外線の強い時間は外出を控える様にする事も、日焼け防止の第一歩かもしれません。 役に立つドイツのサイト:Haut.deでは、 その住んでいる地域と時間を入力すると、どれくらいの日焼け止めを使えばいいかがわかります。 ただ、問題点が一つ、自分の肌タイプが微妙に分かりづらいところ。 多分ほとんどの方は Type 4 に該当するだろうと思いますが、美白に拘るならType 1 を参考にすると良いかもしれません。 (私はいつも日光で肌荒れするので、Type 1 を参考にします)
日焼け止めの選び方
日焼け止めに色々書いてあるアノ文字 PA, UVB, UVA に LSF、夏に必要な日焼け止めに関するドイツ語は念のため知っておきたいですよね。 SPFは日本でも使われているので想像できるかもしれませんが、それは英語 Sun Protecting Factor の略になり、ドイツ語ではまた違った表記になります。
防ぐべき紫外線には A波 UVAとB波 UVBがあります。 それぞれの紫外線を防ぐには2つの違った日焼け止め効果が必要です。
UVA(紫外線A波)
- 肌のより深い深層(真皮まで到達)に作用
- 赤みや炎症が起きにくい
- 窓ガラスもすり抜けて影響する
①しみ ②しわ ③肌の黒化 ④たるみ
UV-Aを防ぐ効果は以下の表記で表されます。
「PA」はProtection Grade of UVA(日本の表記は PA+〜PA+++までの3段階)
「PPD」はPersistent Pigment Darkening(ドイツ・欧州表記)
対比表 | |
---|---|
PPD2〜4未満 | PA+ |
PPD4〜8未満 | PA++ |
PPD8〜 | PA+++ |
UVB(紫外線B波)
- 肌の表皮に作用
- 赤みや炎症が起きる
①しみ ②日焼け
UVBを防ぐ効果は以下の表記で表されます。
「SPF」はSun Protecting Factor(英語)=紫外線防御指数(日本語)
「LSF」は Lichtschutzfaktor(ドイツ表記) または SSF = Sonnenschutzfaktorともいう
「SPF1=LSF1」を基準とする場合、「SPF25」は日焼け止めを塗らなくても日焼けしない時間の25倍日焼けを防ぐという意味
ただし、汗や擦れて動いたりして落ちたら効果は減少します
・数値が高いほど日焼けを防ぐけど、肌にもあまりよろしくない
紫外線の種類 | UVA(紫外線A波) | UVB(紫外線B波) |
---|---|---|
作用 | 肌のより深い深層に作用
赤みや炎症が起きにくい 窓ガラスもすり抜けて影響する |
肌の表皮に作用
赤みや炎症が起きる |
防ぐには | 「PA」(日本表記) 「PPD」(ドイツ・欧州表記) |
「SPF」(英語)(日本語) 「LSF」または「SSF」(ドイツ語) |
肌にあった日焼け止めのタイプを選ぶ
種類は色々ありますが、クリームタイプが一番効きが良い気もする(個人的には)ただし、伸びが微妙で伸ばしても伸ばしても白塗り状態になるものもあるので注意。 使い勝手の良さはトリガータイプのスプレーだが、敏感肌用があまり揃っていない。 ジェルタイプは、水に弱いイメージ(防水加工のものもあるかもしれませんが)
Sonnen | 液状の種類 | 本来は太陽の意味だが「日焼け」– |
---|---|---|
Creme | クリーム | |
milch | ミルク | |
spray | スプレー | |
gel | ゲル(ジェル) |
ドイツの子ども用日焼け止め エコテスト高評価メーカー
お子様に適した日焼け止めおすすめサイト内で評価の高かったメーカーには、おなじみのNiveaやBuebchen、Laveraなどが名を連ねています。 基本的にはnote1が最高点で、sehr gut と書いてあるものは、大体ハズレはありません。 肌に合うタイプのものを選んでおけば、より快適な夏を楽しめるはずです。 なぜかニベアとEucerinに肌荒れしてしまう私の個人的なオススメは、Buebchen Sensitive Sonnenlotion LSF 50+ 案外さらっとして、日焼け止め効果もしっかりあります。
上記全文と元記事のリンク-2019年7月に更新された記事: Sonnencreme für kinder
おすすめの日焼け止め
Bübchen Sensitive Sonnenlotion LSF 50+ (Bübchen)
肌の弱いお子さまに、安価で使い勝手がよく、安心です。 特にフェイス用の日焼け止めは大人でも肌荒れしやすい方でも、肌に優しいけどしっかり日焼け防止してくれるのでオススメです。
Kids Protect & Sensitive Sonnenspray (Nivea)
かなりおすすめの敏感肌用日焼け止め。香料・防腐剤を使わず、UVAをしっかり防いで、ウォータープルーフもバッチリです。 同じセンシティブタイプでローラータイプがあるので、使いやすい方が選べるのも魅力です。
(日焼け止めを落とす時は、きちんとお風呂で石鹸で落としてあげたほうが良い)
Mineralischer Gesichts-Sonnenschutz mit SPF50
大人の方に、かなりおすすめしたいフェイス・デコルテ用日焼け止め。 SPF50なのに、つけた感じが軽い上にミネラル配合。 敏感肌だけど日焼け止めをつけると荒れてしまう方は、一度お試しあれ。