ドイツ新生活

月平均30万円?ドイツの社会人生活費の実態

OECDデータによると、ドイツの平均年収は58,940 USDで、日本の41,509 USDより4割程度高い水準となっています(参照:OECD2022)。もっとも、生活の質を評価するのは賃金水準だけではありません。いくら賃金がよくても、月々の支出が高ければ自身の望む生活を享受することはできないでしょう。
今回の記事では、ドイツの生活費の実態に迫ります。特に、ドイツ移住1年目の日本人をモデルケースに換算有りますので、移住を考えている方は参考にしてください。

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【ドイツの環境対策】家電の「エネルギー消費ラベル」って何?

ドイツには「環境先進国」や「エコフレンドリーな国」というイメージがあります。ドイツ政府はプラスチック削減やリサイクルシステムの確立、太陽光パネル設置促進など環境保護と再生可能エネルギーへの移行の取り組みを積極的に行なっていますが、その一環としてエネルギー消費クラス(Effizienzklasse)を表す「エネルギー消費ラベル」(EU-Energieverbrauchs-Kennzeichnung, Energieeffizienzlabel, Energieetikettなどと呼ばれる)を導入しています。
エネルギー消費ラベルは欧州連合(以下EU)加盟国で共通に使われており、電化製品を扱うオンラインショップや家電量販店に行くと必ず目にします。今回は、このラベルが何を表しているのか、その意味と導入の経緯・目的を解説します。

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ドイツの健康保険を徹底解説!公的保険と民間保険の違いは?

(C) pixabay_stevepb

ドイツに移住してかなり初期に降りかかってくる課題のひとつに、健康保険の選択があります。会社員であれば会社が契約する社会保険(健康保険)、その他は国民健康保険に加入するというシンプルなシステムの日本と異なり、ドイツでは被保険者が保険会社を選ぶ自由度の高いシステムになっています。
しかしドイツの場合、保険の選択が受けられる医療レベルだけでなく将来的なキャッシュフローにも大きな影響を与えるので、簡単には決定できないハードルの高い課題になっています。そこで今回は、日本人がドイツに移住した時に最初につまづく健康保険(疾病保険)の仕組みと各保険のメリット・デメリットを徹底解説します。

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