ドイツの本格的な春は黄色で始まります。3月末頃から4月末にかけて街角を彩るレンギョウの鮮やかな黄色の花は、春の訪れの喜びを告げてくれます。1年を10の季節に分けるフェノロジカル・カレンダーで、「冬」「春先」に続いて「初春」と呼ばれる季節についてご案内します。
フェノロジカルカレンダー
ドイツのフェノロジカルカレンダー「春先」
1年が春夏秋冬の4つではなく、さらに細かく10の季節に分けられるフェノロジカル・カレンダー。前年の11月から約4か月続いた「冬」のあと、2月下旬から3月上旬にかけて、「春先」が始まります。季節学(フェノロジー)という学問に基づいた自然派のカレンダーによる、季節の見分け方をご紹介します。
ドイツのフェノロジカルカレンダー「冬」
日本と比較すると、全体的に緯度の高い場所に位置するヨーロッパの国々。欧州北部のドイツは、冬の寒さも厳しく、ちょっとした外出にも厚手のコートや帽子、手袋が欠かせません。こんなとき、自然界はどのようになっているのでしょうか?フェノロジカル(生物季節学的)な視点からご案内します。