北ヨーロッパに位置し、冷涼な気候のドイツですが、夏期には気温が30度を超すこともあります。気温は高くても湿度は低いので、いったん木陰に入れば涼しいのが嬉しいですね。木陰に入って、甘い匂いがしたら、それは菩提樹かもしれません。フェノロジカル・カレンダー5つめの季節「盛夏」の始まりです。
フェノロジカルカレンダー
ドイツのフェノロジカル・カレンダー「初夏」
「麗しの5月」と呼ばれるドイツの5月。そして一年で一番昼が長くなる夏至のある6月にかけて、ドイツでは本格的に夏が始まります。フェノロジカル・カレンダー4つめの季節「初夏」です。
ドイツのフェノロジカル・カレンダー「春爛漫」
4月はその天気の移り変わりが激しいことから、ドイツ語では「アプリルヴェッター(Aprilwetter)4月の天気」といいます。 暖かく晴れたかと思うと雷雨に襲われたり、みぞれや雪、果ては雹まで降ったりする気象現象を、半ばあきらめ気分で受け入れる言葉です。ドイツのフェノロジカル・カレンダーでは、この4月が終わるころ、「春爛漫」という3つ目の春の季節が始まります。
ドイツのフェノロジカル・カレンダー「初春」
ドイツの本格的な春は黄色で始まります。3月末頃から4月末にかけて街角を彩るレンギョウの鮮やかな黄色の花は、春の訪れの喜びを告げてくれます。1年を10の季節に分けるフェノロジカル・カレンダーで、「冬」「春先」に続いて「初春」と呼ばれる季節についてご案内します。
ドイツのフェノロジカルカレンダー「春先」
1年が春夏秋冬の4つではなく、さらに細かく10の季節に分けられるフェノロジカル・カレンダー。前年の11月から約4か月続いた「冬」のあと、2月下旬から3月上旬にかけて、「春先」が始まります。季節学(フェノロジー)という学問に基づいた自然派のカレンダーによる、季節の見分け方をご紹介します。
ドイツのフェノロジカルカレンダー「冬」
日本と比較すると、全体的に緯度の高い場所に位置するヨーロッパの国々。欧州北部のドイツは、冬の寒さも厳しく、ちょっとした外出にも厚手のコートや帽子、手袋が欠かせません。こんなとき、自然界はどのようになっているのでしょうか?フェノロジカル(生物季節学的)な視点からご案内します。
四季ではなく、十の季節がある ドイツのフェノロジカル・カレンダー
「フェノロジカル・カレンダー」をご存じですか? 植物や動物が季節ごとに織りなす様々な現象(イベント)を観察することで、生物が生きる周期が季節と経年の気候の変化でどのように影響されるかを研究する季節学(フェノロジー)という学問に基づくカレンダーです。この、自然と密接な関係を持つカレンダーについてご紹介します。