ドイツブランドで厳選 シミ抜き液・溶剤と使い方

パーティー会場ではうっかりワインが零してしまったり、作業をすればサビが付き、庭仕事をすれば泥汚れに悩まされ。 洗濯しただけなのに謎の灰色のシミが付いていたり・・・そんな時に家庭でささっとシミを防止・除去するお役立ち溶液と使い方をご紹介します。 一部NIPPONip vol54より抜粋

ドイツには大量の用途別シミ抜き液があります

また洗濯前に出来ているシミと、洗濯した後にできているシミもあり・・・それぞれの状況によって、シミの原因によっても使うシミ抜き液が違ってきます。 その上、洗濯が終わった後アイロンをかけている時にも、時々シミが出来たりもします。 ただ、アイロン中のシミは他の人からはあまり聞かないので、ちょっとズボラなわたしだけなのかもしれません・・・(アイロンでスチームを使う時に、水道水を使うとカルキが残ってしまい、それが汚れ・シミになる)

洗濯前と後でつくシミには、それぞれ違う溶液を使うこともあれば、普通に洗濯前のシミ抜き作業を繰り返す場合もあります。 ただし、繊細な繊維で出来た大事な衣類にシミが出来た場合は、クリーニング屋さんに最初から持っていくことをオススメします。

以下に洗濯前・後に使える溶液と使い方をまとめました。 良いものが見つかれば時々追加予定です。

洗濯前に出来ること

日本でも人気の種類別汚れ落とし・ステインデビル。 ドイツでも日本でも愛用している人多数のDr.Beckmann。 種類によって、少しずつですが使い方が違っているので注意が必要です。 洗濯機で本番洗いの前に軽く手洗いして溶液を落としておけば、繊細な洗濯物に溶液がついてしまって変なシミ(色落ち・色移りのような状態?)をより防げます。 そのほかにも環境に配慮した、自然からの抽出液や天然成分のみを使用したシミ抜き剤もあるので、用途や衣服の種類などに合わせて選んでみてください。

シミ抜き用 洗濯洗剤 使い方と用途一覧

©️ NaturGut “Fleck weg”
シミ抜きロール・オン・タイプ。 衣類の様々な頑固な汚れに。
Veganでも使えるロールタイプ。 ソファー、カーテン、絨毯にも

  1. シミ以外の汚れを取り、少しブラシをかける
  2. 汚れた部分にロールオン
  3. 軽く手洗い
  4. 全体的に洗いたい、汚れが落ちていないときは通常通りに洗濯

©️ Sodasan flecken gel & Salt

シミ抜き用ジェルと塩・着色料、防腐剤不使用。
汗や皮脂の汚れ、日焼け止めなど用途問わず

  1. 汚れた部分に直接つけて汚れを落とす
  2. 軽く手洗い
  3. 汚れがひどい場合は1〜2を繰り返す
  4. 通常通りに洗濯

©️ Dr.Beckmann
Büro & Heimwerken
のり、シール、ガム、絵の具、インクなど

  1. 汚れた部分に液剤をかけて拭き取り用の布を被せしみ取らせる
  2. *乾いてしまわないように注意
  3. 布で軽く汚れを叩いてとる
  4. 通常通りに洗濯

©️ Dr.Beckmann
Natur & Kosmetik
草、土汚れ、花粉、ファンデーション、ローション・クリーム、歯磨き粉など

  1. 汚れた部分に液剤をかけて
  2. 10分〜15分置く
  3. 布で軽く汚れを叩いてとる
  4. 通常通りに洗濯

©️ Dr.Beckmann
Schmiermittel & Öle
潤滑剤や工業・機械オイルなど

  1. 汚れた部分に液剤をかけて拭き
  2. 取り用の布を被せしみ取らせる
  3. *乾いてしまわないように注意
  4. 布で軽く汚れを叩いてとる
  5. 通常通りに洗濯

©️ Dr.Beckmann
Stifte & Tinte
のり、絵の具、インク製品全般など

  1. 汚れた部分に液剤をかけて
  2. 10分〜15分置く
  3. 布で軽く汚れを叩いてとる
  4. 通常通りに洗濯

©️ Dr.Beckmann
Rost & Deo
サビ汚れ、消臭剤の液汚れなど

  1. 汚れた部分に液剤をかけて
  2. 約60分置く
  3. 通常通りに洗濯

©️ Dr.Beckmann
Blut & Eiweißhaltiges
血液、卵、乳製品全般など

  1. 汚れた部分に液剤をかけて
  2. 5分〜10分置く
  3. 通常通りに洗濯

©️ Dr.Beckmann
Fetthaltiges & Saucen
血液、油、ケチャップ、バター、チョコ、デンプン、タンパク質など

  1. 汚れた部分に液剤をかけて
  2. 10分〜15分置く
  3. 通常通りに洗濯

©️ Dr.Beckmann
Obst & Getränke
赤ワイン、コーヒー、カレー、野菜、果物、ジャム、酢、香水

  1. 汚れた部分を水で湿らせて、
  2. 粉剤をかけ、さらに湿らせる
  3. 約60分置く
  4. 通常通りに洗濯

洗濯後の対処

洗濯物を干している時に気がつく、洗濯後についた赤やオレンジ、黄色などのシミ。 なんとなく色移りかな?と予想がつきますが、灰色のシミの場合、どこから来たのかわからない・・・ということがありませんか? すぐに洗濯をし直しても取れない場合は、食器洗い用の洗剤など、中性洗剤で洗ってみてください。 それで綺麗に撮れる場合は、洗剤などが溶け切らずに洋服の繊維に残ってシミとなってしまったものです。

また灰色のシミは、洗濯槽に洗剤の残りカスなどが残っている場合によくつくので洗濯槽もたまには洗浄するようにしましょう。 洗浄方法はCitroen – クエン酸や Waschmachinen reiniger – 洗濯槽専用の洗剤を購入して利用するのも良いでしょう。 洗浄方法はそれぞれの洗剤にもよりますが、クエン酸を利用する場合は、高温で洗浄します。

シミの色
オススメの洗剤
原因・対策
赤やオレンジなど

©️ Sonett
原因:紫外線に弱い染料で染色されていることが多い棉、麻、レーヨン、絹などは、
汗をかいた部分が紫外線で変色しやすい
対策:素材によって濃色の服を避ける、
汗をかいて日光の下に居た時はすぐに洗濯をする、など
→ 変色してしまった部分はシミ落とし・ブリーチ剤で再度洗う
灰色

©️ Frosch
原因:洗剤が溶けきらずに残り、服についたままの場合
対策:適量を守る、洗剤の溶ける温度で洗濯する、など
→ 変色したらすぐに中性洗剤(食器洗剤)でシミの部分を揉み洗いして再度洗う、など
黄色

©️ Sonett
原因:首回り、手首周りなどの皮脂汚れ、汚れが酸化して黄色く変色した場合
対策:特に汗や皮脂が残りやすい部分は、衣替え時にはより注意して下洗いをする、など
→ 変色してしまった部分は、Galseif 系石けんで洗う (各ブランドから発売されている)
淡色の服のシミ 原因:濃い色や柄のある服の色が色移りした場合、洗濯中に接触していた部分だけに色移りした場合
対策:元の服が白→漂白剤などを使ってもう一度洗濯する。
ただし生地を傷めてしまう可能性が高いので、クリーニング店に出す方が良案



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