2021年2月26日〜3月7日まで合計30本の日本映画がドイツ在住の方のみに、無料オンライン配信されます。 毎日3作品を24時間限定で配信し、全作品には日本語オリジナル音声に英語字幕付き(*一部作品ではドイツ語や他言語の字幕あり)なので、日本語が少し苦手なご家族とも楽しめます。 お見逃しなく!
JFF Plus オンライン日本映画祭 in ドイツ | |
日時 |
2021年2月26日〜3月7日
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内容 | 毎日3作品・24時間限定で配信 |
場所 | オンライン メイン会場のリンク |
参加費 | 無料 |
詳細 | 日本語での映画の詳細確認などは ケルン日本文化会館のHPからご確認ください。 |
JFF Plus オンライン日本映画祭 in ドイツ
ロックダウンもまた引き続き延長されてしまい、引きこもりおうち時間もちょっと辛くなってきた2月末、そんな私たちに朗報です。
国際交流基金が主催するJFF Plus (ドイツは国際交流基金・ケルン日本文化会館)がオンラインで合計30本の日本映画を無料で配信。
ちなみにこのJFF PlusはJapanese Film Festival Plusの略で、2017年からその活動を行なっています。 2020年〜2021年のプログラムは11月20日から始まり、アジア諸国、オーストラリアやインド、など各グループ国限定で順番に日本映画が見えるオンライン・ストリーミングイベントです。 ドイツはイタリア、スペイン、ハンガリーとエジプトと共に第5グループに属しています。
内容は昨年公開の話題になった英勉監督の「前田建設ファンタジー営業部」からクラッシック・定番日本映画の小津安二郎監督の「お茶漬けの味」、第二期も好調だった半沢直樹コンビの堺雅人と香川照之が共演する「鍵泥棒のメソッド」、世界から評価の高いアニメプロダクションProduction I.G作品などなど、非常にバラエティーに富んだ厳選映画の数々です。
どれもこれも見逃せないのですが、個人的に死んでも見逃さないぞベスト3をピックアップしてご紹介します。
「前田建設ファンタジー営業部」
まずは今回の映画祭のメインのひとつとも言えるこちらの映画から。
語り出したら熱くなってしまうのでさらっと紹介すると、リゲインを飲んで24時間戦えそうなサラリーマンたちが「意味のないこと」に本気で取り組んだ実話を元にした積算エンターテイメントです。
マジンガーZ世代も、そうでないミレニアム世代も、大人の本気と才能のある意味無駄遣いを贅沢に行おうとするファンタジー営業部の活躍を見逃すべからず! です。
主演のドイには「ギャングース」(これも面白いのですが)や「トリガール」、舞台「カリギュラ」などで好演・活躍している高杉 真宙。 脇を固める俳優たちも素晴らしいけれど、ここはおぎやはぎの小木さんに是非注目していただきたいです。
監督には「ハンサム☆スーツ」で監督デビューし、「貞子3D」や「あさひなぐ」「映像研には手を出すな!」など話題作を手がける。 今年7月には「東京リベンジャーズ」の公開も控えている。 小説や漫画のイメージを崩さずに、より面白く撮影出来る稀有な監督のひとり。
「舟を編む」
三浦しをん原作で2012年には日本本屋大賞も受賞。
「玄武書房」に勤める変人編集部員・馬締光也が、新しく刊行する辞書『大渡海』の編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられ、個性豊かな編纂者たちが辞書の世界に没頭していく姿を描いた作品。「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味でこの書名が付いている。
引用:wikipedia「舟を編む」
真面目で爽やかなのに変人な主演の馬締には松田龍平。 2019年には舞台初出演にも関わらず、井上ひさしの戯曲「イーハトーボの劇列車」で宮沢賢治役を好演。
ヒロインではなく個性豊かな編集者の一人、小田切ジョー演じる西岡の彼女役・池脇千鶴にもぜひ注目してもらいたい。 現在ドラマ放映中の「その女、ジルバ」で主演を演じ、その共感できる演技が高評価だが、この頃の彼女の演技もやっぱり素晴らしい。
辞書を作ることは、こんなにも大変で時間がかかるものなのだ、と感動せざるをえない反面、自らの日本語力の低下と陳腐化を実感してしまう映画でした。
とにかく言葉が美しく、正しく美しかった日本語の意味と良さを再確認できます。 個人的にはアニメ版も素晴らしくオススメです。オープニングの岡崎体育の歌も魅力をさらにかき立てる名作でした。
アイネクライネナハトムジーク
原作:伊坂幸太郎でもうすでに面白そう、音楽:斉藤和義でダメ押し絶対良い、主演:三浦春馬で、観る前から名作決定な映画です。
時を越えて気づく、〈出会い〉よりも大切なこと―。
思いがけない絆が巡りめぐって、
奇跡のような瞬間を呼び起こす、10年越しの恋の物語。引用:映画「アイネクライネナハトムジーク」
今時草食系男子で、劇的な出会いを待つ主人公佐藤を演じるのは三浦春馬。 ヒロイン紗季は多部未華子が演じ、二人の甘酸っぱいような楽しいやり取りを見て、幸せな気持ちになる。 登場人物全員の様々なドラマが繰り広げられる、人生はみんなが主役な気持ちになる映画。
ちなみに、原作は短編小説がそれぞれ絡まり合うようで、繋がっていないような、群像劇が連鎖して一つの長編作となるお話。 成田省吾的に登場人物が多くて相関図が必要な気がする小説です。
昨年急逝された三浦春馬さん。彼の出演した映画を見ると少し悲しい気持ちもあるものの、本当に才能ある俳優さんだったと感じます。 ご冥福を祈るとともに、残された映像を楽しむことも、ある意味供養になるのかとも思いました。
ちなみに、オール仙台ロケということでサンドウィッチマンも出演。 やっぱり見逃せません。
このほかにも癒しを求めるあなたへ「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」、恋しい懐かしい日本の築地のドキュメント映画「TSUKIJI WONDERLAND」、やっぱり日本って素敵!な気持ちになる歌と踊りのエンターテインメントを撮らせたら天才の周防正行監督の「舞妓はレディ」などなどなど、見逃せない30作品が配信されます。
視聴方法
メイン会場から登録(レジスター)を行い、配信日時がきたら希望の映画にアクセスします。 特別なアプリのダウンロードやチケットの購入は必要ありません。
JFF Plus オンライン日本映画祭 in ドイツ | |
日時 |
2021年2月26日〜3月7日
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内容 | 毎日3作品・24時間限定で配信 |
場所 | オンライン メイン会場のリンク |
参加費 | 無料 |
詳細 | 日本語での映画の詳細確認などは ケルン日本文化会館のHPからご確認ください。 |