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ドイツの屋台スイーツ定番「ゲブランテ・マンデルン」アレンジ風味最新トレンド事情

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ドイツのお祭りに行くと必ず屋台から香る甘い香りの正体〜伝統菓子「ゲブランテ・マンデルン(Gebrannte Mandeln)」。在独邦人にも人気の高いアーモンドを砂糖やスパイスでカリカリに焼き上げたお菓子です。
近年のミュンヘンや南ドイツの現場では、SNS(TikTokやInstagram)の動画から火がつき、老舗の職人たちも参戦するフレーバー革命が勃発中!ドイツ屋台スイーツ定番の最新リアル・トレンドを現地目線で徹底解剖しました。(2025年〜2026年情報・NIPPONipvol.81 から一部抜粋)

ゲブランテ・マンデルンとは

クリスマスシーズンだけと思われがちですが、秋のオクトーバーフェストなど大きめの屋台が出るお祭りには欠かせないスイーツです。近年は通年を通してオンラインショップでも購入できるようになりました。日本語だと煎りアーモンドや焼きアーモンドなどと訳され、定番のナッツはアーモンド、味はシナモンです。

ナッツの種類、フレーバーの多様化

ゲブランテ・マンデルンの王道はやっぱり、シナモン味のカリッとキャラメライズされたアーモンドです。

しかし、近年はアーモンド以外のナッツも多用されるようになり、カシューナッツ、マカダミア、胡桃やヘーゼルナッツ、ドイツ(特に南ドイツ)で人気のあるカボチャの種バージョンも見かけるようになりました。

フレーバーもシナモンだけでなく、辛めのチリ、甘じょっぱい塩キャラメル、アルコール系のラム、アマレット、エッグ・リキュールなど、好みに合わせた新フレーバーが続々開発されています。

ドイツの最新トレンドは、ハイブリッド系スイーツ

この数年、有名ブランドのお菓子と融合したフレーバーがドイツの若者にSNSで人気が高いゲブランテ・マンデルンのトレンドに上昇中です。市販の人気菓子を「衣」にリメイクした味は、「いつものシナモン味」を想像していると大きく期待を裏切られるのでご注意を。

人気が高く、日本人の間でも認知度の高い人気菓子3種類とコラボされたフレーバーをご紹介します。

「ヌテラ&キンダー」の濃厚トリプルチョコ

ヨーロッパの家庭の味とも言えるお馴染みのヘーゼルナッツスプレッドのヌテラ(Nutella)、ミルク感の強いキンダーチョコレート(Kinder)を贅沢に巻き込んだ、これまでにない濃厚なコクが特徴。

「ロータス・ビスコフ」の追いザクザク感

日本の大阪万博でも人気があった、ベルギー生まれのカラメルビスケットのロータス・ビスコフ(Lotus Biscoff )を砕き、アーモンドの周りのシュガー衣に練り込んだ一品。ナッツの歯ごたえとビスケットの独特の硬さが生む「新食感」がSNSでバズり続けています。

白い雪をまとった「ラファエロ風ココナッツ」

ゲブラーテン・マンデルンといえば茶色い見た目の常識を覆す、純白のコーティング。フェレロのラファエロ(Ferrero Raffaello)風ココナッツは、ホワイトチョコレートの濃厚な甘みに、シャリシャリとしたココナッツファインがアクセントになる、ビジュアル重視の最先端フレーバーです。

今年はオーガニック・プレミアがトレンドに

オーガニックなアーモンド(c)Fernando Espí _Pixabay

ミュンヘンのオクトーバーフェストで1964年から歴史を刻む最高峰の有名スタンド「Mandelhans(マンデルハンス)」。ゲブラーテン・マンデルンの伝統を極めた彼らが2025〜2026年の目玉として掲げているのは、近年のトレンドだった奇抜さではなく「素材の圧倒的なプレミアム化」です。

人工香料を捨てた本物のビオ・バニラ

安価なバニリン香料を使わず、マダガスカル原産などの最高級ブルボンバニラビーンズをそのまま使用。職人が銅鍋で手焼きする際、会場中に広がる本物の香りの深さだけで他店との違いを感じられます。

アーモンドの枠を超えた高級ナッツへのシフト

近年、彼らのメニューで特に大人の支持を集めているのが、カシューナッツ、マカダミア、ペカンナッツのキャラメリゼとのこと。実はナッツごとの脂質や風味に合わせて、火入れの時間を変え、それぞれの持つ風味を最大限に引き出しています。職人技が光る逸品は食べ比べもしたくなります。

リキュールのアルコール感で大人のフレーバーもあり

冷え込みが厳しくなる秋から冬の夜。ほどよくお祭りで飲んだビールの後の甘味に、リキュールを贅沢に隠し味にしたフレーバーも大人の楽しみのひとつに加わっています。

「ベイリーズ」のクリーミー感

アイルランド産のアイリッシュクリームリキュール・ベイリーズ(Baileys)をキャラメルに投入。ウイスキーのピリッとした芳醇さと、カカオやミルクのまろやかさがアーモンドの香ばしさと完璧に調和します。

「エッグ・リキュール」のレトロな甘み

ドイツの伝統的なエッグ・リキュール(Eierlikör)を使用。カスタードクリームのようなぽってりとした甘みとラム酒の風味が、現地のシニア層から若者まで幅広くリピートされています。ちなみに、エッグ・リキュールは、オランダのアドヴォカートや英米のエッグノッグによく似たリキュールです。

「甘じょっぱさ」の完全定着

いつもの袋に入ったまま食べるのが美味しい(c)Asvolas_AdobeStock_

2026年のオクトーバーフェスト(2026年9月19日〜10月4日開催)を前に、現地メディアやトレンドウォッチャーの間で総括されているのが、「塩キャラメル(Salzkaramell)」が一時的な流行を終え、クラシック(シナモン味)に次ぐ『第二の王座』に完全定着したということです。

一時期話題になったチリ(唐辛子)やバルサミコ、ニンニクといった奇抜なフレーバーは一歩後退し、2026年は「誰もが間違いなく美味しいと唸る、素材と塩気・甘みの黄金比」を追求するスタンドが増えそうです。

オクトーバーフェストの最新情報をまとめた関連記事:世界最大のビール祭り オクトーバーフェスト最新情報!もごらんください。

日本でも作れる?新フレーバー再現のコツ

実はリキュール系トレンド味は、日本のキッチンでも再現可能です。

例えば「ベイリーズ味」なら、白砂糖・水・アーモンドをフライパンで炒める工程の終盤(砂糖が結晶化して再度溶け始める瞬間)に、小さじ1〜2杯のベイリーズリキュールをサッと回し入れるだけ。

エッグ・リキュール味、またリキュール系も同様に最後の味&香り付け程度に回し入れればOKです。

ご家庭でも食べられるゲブラーテン・マンデルン、自分だけのオリジナルフレーバーを完成させてみるのも楽しいかもしれませんね!


【今回の記事の参考・出典元サイト】
Mandelhans 公式サイト&商品ページ[↗︎]:1964年創業、ミュンヘン・オクトーバーフェストを代表するオーガニック(Bio)ナッツ専門店で、アーモンド以外にもマカダミアやカシューナッツなどもあり。
ミュンヘン市公式 オクトーバーフェスト2026最新アナウンス(ドイツ語)[↗︎]

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miau
miau
ドイツ在住歴15年以上。 知識は浅く広く、興味があることはその時々で違います。 
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