季節の変わり目や、乾燥が厳しいドイツの冬はいつも以上にノドの不調を感じたりしませんか?今回は効くかどうかは分からない、、、ドイツの民間療法を調べてみました。
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ドイツの民間療法
日独共通してノドの痛みを緩和するには、喉を内部そして外部から温めること、そして潤いと抗炎症作用のあるものを飲むことが効果的だと言われています。日本とも近い風習や民間療法・家庭療法が、ドイツにもあるのか調べてみました。
定番の飲み物 抗菌作用と喉に潤いをもたせるために
日本とよく似た定番の飲み物が多い印象です。ドイツはハーブティーが豊富にあるので、咳止めに特化したミックスハーブティーも販売されています。
定番の喉に良い飲み物 | |
レモン Zitrone |
ビタミンCが免疫力を高める効果が期待されます。 |
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カモミール Kamille |
炎症を和らげる効果がある。 ハチミツと合わせることでより潤い、保湿され痛みの軽減が期待できます。 |
ハチミツ Honig |
ハチミツ自体に抗菌作用がある。 カモミール、ハーブティーやお湯に加えて喉の痛みを和らげることができます。 ただし、熱湯だと有効成分が失われるので温かい温度で! |
タイム Thymian |
特にのどのイガイガやたんが絡んでいる時に効果的です。 抗菌作用と去痰作用があるので咳がひどい時にもおすすめです。 |
生姜 Ingwer |
抗炎症作用がある。 お茶に入れたり、成分を煮出してハチミツやレモンと合わせて飲むとより効果的です。 |
バリエーション豊か! うがいも有効
ドイツのうがいに使われる液体はバリエーション豊かなので、自分にあった方法を探してみてくださいね。
うがい薬として使われる | |
塩水 Salzwasser |
日本と同じく定番 |
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カモミール Kamille |
カモミールティーはそのまま飲んでも、うがいに使っても良い効果が期待されます。 |
リンゴ酢 Apfelessig |
酢の殺菌作用と炎症を抑える効果が期待されます。 |
亜麻仁水 Leinsamenwasser |
亜麻仁を湯に30分ほど浸して濾過した水を使います。 アマニオイルをぬるめのお湯に混ぜてうがいをしても◎ 咳が続いて傷ついたのどの粘膜を保護して治癒を促してくれる効果が期待できます。 |
アロエベラ Aloe Vera |
抗炎症作用が強い。 お茶に入れたり、成分を煮出してハチミツやレモンと合わせて飲むとより効果的です。 |
生姜茶 Ingwertee |
抗炎症作用と咳の緩和も期待できます。 |
ドイツらしい家庭療法に、シュナップス スプーン一杯分の少量の強めのアルコール(Schnapsなど)でうがいをしてから、そのまま飲み込むことも喉の痛みを軽減すると言われています。
アルコール分が、のどの殺菌効果に良く、また適度なアルコールで体も温まる・・・ただし、ついついやり過ぎにはご注意くださいね。
また、オイルとバターでオイルプリングをすることも抗菌作用があるそうですが、この場合は飲まずに吐き出しましょう。
ハチミツ漬けシロップ
大根をハチミツに漬けて作る大根シロップが日本人には喉の痛みや咳に効くシロップとして定番ですが、ドイツでは玉ねぎをハチミツに浸してオニオンシロップを作ります。どちらの方が効果が高いかは・・・ぜひ試してみてくださいね。
喉を外から温める
ドイツでは首に何かを巻いて、喉の痛みを和らげる方法が意外とあります。自宅以外では出来そうにない方法ばかりですが、きっと効果があるからこそ、現代まで伝わっているのでしょう。
Brotkette パンの首飾り
ドイツの一部の地域の民間療法(おまじない)。パンには悪いエネルギーを吸い取る力があるとして、乾燥した古いパンを糸で繋ぎ、首にかけます。
Kartoffelwickel ジャガイモ湿布
ドイツの地方に伝わる家庭療法。茹でて潰した温かいジャガイモを、布で包んで首湿布代わりに喉に巻きます。
レモンを使ったバージョンは Zitronewickel とよばれ、喉や胸元に、温めたレモン果汁と湯に浸したスカーフを湿布代わりに喉や胸元に巻くことで、血行がよくなり痛みが軽減されるそうです。
Kräutermagie ハーブマジック
ハーブを使ったおまじない。家庭でよく使うタイムやセージなどのハーブを、小さな袋に入れて首に下げます。喉の痛みは悪魔や妖精の仕業として遠ざける効果があるのだそう。
ドイツの家庭に伝わる民間療法を主にご紹介しましたが、ご存知の療法はいくつありましたか?
本当に喉が痛くて辛い時、長期間にわたって良くならない時は、薬局で薬用のど飴を購入したり、病院に行ってきちんと診てもらったうえでお薬を飲むことをおすすめします。ドイツの冬は寒く、空気も乾燥した日が続くので、暖かくしてお過ごしくださいね。
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