病院に行くほどではない・・・突然やってくる頭痛を緩和させたい時。 簡単に出来る「ドイツ式頭痛の止め方」や、薬局で買えるよく効く痛み止めご紹介します。(適宜追加予定)
その頭痛、原因は?
Kopfschmerzen – 頭痛にも色々な種類とその原因があります。 一般的に多いのは疲れや肉体的な緊張や、ストレスからくる頭痛の一種、Spannungskopfschmerz 緊張性頭痛。 肩こりや緊張による歯ぎしりや食いしばり、精神的なストレスからも痛みが発生します。 また寝不足(寝すぎ)などからくる頭痛もあります。
意外と油断しがちな水分摂取量の不足・脱水症状も原因の一つです。 季節に関係なく、忙しくても、しっかりと水分摂取は心がけましょう。
山の近くの場合は、気圧の変化による頭痛もドイツならではの頭痛です。 アルプスから吹く風が気圧の変化が激しく、頭痛や体調不調を感じる人も多くいます。 ミュンヘン大学には外来頭痛センターもあるので、あまりにも頭痛が酷い場合は頭痛薬ではなく病院で診察してもらいましょう。
そのほか、Cluster-Kopfschmerz 群発頭痛や、Migräne 偏頭痛など慢性的な頭痛もあります。 これらは特定の条件下で発生する神経学的疾患です。 兆候が見えたら薬局ではなく病院に行きましょう。
※万人に同じ効果が出る保証も無ければ、もしかすると含有成分にアレルギー反応を起こす場合もあるので、ご利用は自己責任でお願いします。 パッケージに入っている説明書の
薬局で自分の症状を言うと、効果のありそうな市販薬は勧めてもらえます。 その際にアレルギーがあるものや、現在飲んでいる薬を伝えるようにしてください。※
▼目次
*新しい順に上から紹介していきます
IBU-ratiopharm
タブレットタイプの飲み薬。 ラクトーゼ・フリーなので乳製品で腹痛やお腹が痛くなるタイプの人にはおすすめです。 ただし、アセチルサリチル酸または他の非ステロイド性抗炎症薬で体調不良を起こしたことがある場合、妊娠後期などの方は利用しないでください。 頭痛だけでなく関節の痛みや熱、歯痛にも効きます。
大人(40kg以上)の方は、一回に1/2タブレットを摂取。 1日に飲んでも良い総量は3タブレットまで(合計1200mg)なので、容量を必ず守ってくださいね。 お子様、体重の軽い方は説明書を読んで正しく摂取してください。
Aspirin plus C
水に溶かして飲むタイプの薬。 ビタミンC配合で、頭痛や発熱など初期の風邪にも効きます。 13歳以上/大人は一回につき1/2錠をコップ一杯分の水に溶かして飲みます。 溶かしたらすぐに飲むこと、また、溶けきれてないのに飲まない方が良いです。
一日最大摂取量は3/6錠まで。 薬が効きやすいタイプ、アスピリンがよく効くタイプの人には13歳以上の摂取量をおすすめします。
(個人的には風邪の引き始めは1回1錠、数時間程度おいて最大6錠まで飲んでます)
Euminz
飲み薬ではなく、塗るタイプの頭痛止め。 ハーブのオイルが肌に直接作用し、痛みをブロックします。 比較的軽度〜中程度の頭痛、特に首や肩の凝りからくる頭痛によく効きます。
6歳から利用可能で眉間やこめかみに専用アプリケーターで塗ります。 目や粘膜には触らないように気をつけて!
一度つけたら15分程度様子を見て何度か塗り直しも可能です。 2時間程度で痛みに効果が出なかった場合は、使用を中止してください。
コーヒーとレモンは頭痛によく効く
自宅にあるブラックコーヒーとレモン汁(1/3程度)を合わせて一気に飲むと、頭痛が消える・・・という民間療法もあります。 中高年のドイツ人には、軽度の頭痛の場合には、この方法を最初に試してから薬に頼る人もままいるようです。 とてつもなく美味しくないので、勇気を持って一気飲みをおすすめします。
胃腸が弱い場合は、事前に乳製品を飲んだり食べたりしてください。 胃に膜を張ってから、摂取するようにしましょう。