いまさら聞きづらいSDGs 持続可能な開発目標 ドイツや日本の取り組み

「SDGs  持続可能な開発目標」という単語をよく耳にするようになりましたが、みなさんはSDGsとは何か?についてご存知ですか? 目標を決めた2015年から2030年までに達成したい17の目標ですを意味しますが、約半分の期間が経った今、日本やドイツがどのような取り組みをしているかご存知ですか? 17の目標のうち、どれくらいの目標が各国で達成できているのでしょうか?  いまさら聞きづらいSDGsについて調べた本誌NIPPONip 65 から一部抜粋してご紹介します。

SDGs 持続可能な開発のための国際目標 とは

2000年には2015年までに達成するという期限付きの8つの目標を掲げたミレニアム開発目標:MDGs( Millennium Development Goals)が終了しました。

この時点でまだ目標は達成できていなかったこと、そしてさらにより良く、次に我々の世界を変革するための目標として、2015年の国連サミットで持続可能な開発のための2030アジェンダ』(Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development または2030Agenda)が採択されました。

そのために必要不可欠かつ目指す指針目標として、持続可能な開発のための国際目標:SDGs (Sustainable Development Goals) (ドイツ語では、17 Zielen für nachhaltige Entwicklungと訳)が設定・採択されました。

17の大きな目標(ゴール)には、それぞれ169の達成基準(ターゲット)と232の指標が決められています。

遡って歴史を振り返っていくと

産業革命が起こった18世紀半ばから19世紀。 一連の産業の変革と石炭利用によるエネルギー革命、それにともなう社会構造の変革では、生活に便利なモノが増え、少しずつわたしたちの生活が豊かになり、もっと便利なものを作っていこうという働きが続きます。

しかしその一方で1968年にローマで発足・現在はスイスに本部を置く各国の知識人などによって構成される民間シンクタンクであるローマクラブ(The club of Rome)は、1972年にはすでに「成長の限界」という天然資源の枯渇化・環境汚染・人口増加などの諸問題をまとめた報告書を提言しています。

1983年には日本政府の提案で国連に設置された「環境と開発に関する世界委員会」(ブルントラント委員会)の「Our Common Future われら共通の未来」レポートではおそらく初めて「サステナブル・持続可能な」概念が提案されました。

簡単に説明すると、これまでは環境保護を目標にしていましたが、初めて誰も損をしない、何かを失わない、少しの我慢と代替えを模索することで、地球も自然も我々も保護され持続可能な生活を続けていくことができる様にしていこうという提案です。

20世紀には大量生産・消費の時代となり、技術が革新されより豊かになる一方で、地球規模での違和感を知識人や専門家以外も皆が少しずつ感じ始めます。
そこで20世紀も終盤、1992年には「地球サミット(リオ)」では持続可能な開発をしていこうという行動綱領「アジェンダ21」が採択され、1997年に開かれた地球温暖化防止京都会議(COP3)で、温室効果ガス排出削減目標が設定されました。 また「京都議定書」も採択されます。

なんとなく感じていた違和感は「自然によるものではないので、人為的に何か出来ることがあるはずだ」と声にだして、世界が動き始めます。

*地球温暖化は自然に気候変動でも起きるもので、近年急に変動したわけではありません。ただしその規模や変異のスピードが増していることの原因が人為的であることを問題視しています

そして前述の2000年に採択されたMDGs、現在のSDGs 持続可能な開発のための17の国際目標が続きます。

詳細はNIPPONip vol.65 に掲載しています。 オンラインでも期間限定で最新号のみ掲載しています。 入手方法は、ドイツ国内と近隣諸国一部の日本食材店、日系美容院や店舗、学校期間や領事館や大使館など。 どうしても近郊で入手出来ない場合は、オンライン通販で配布している店舗を使ってみたり、見逃しのない定期購読をご利用ください。 定期購読をご希望の方はお問合せください。

現在の目標達成状況は?

調査した時点で、ドイツは6位。日本は19位。 上位3カ国はフィンランド、デンマーク、スウェーデンです。

ランキングやどの目標を達成していて、どの目標達成力が弱いのかなどがわかりやすい Sustainable Development Report サイトでチェックしてみてはどうでしょうか? 今、自分がいる国ではこれくらいの目標が達成されていて、この目標はまだまだなんだな、何か出来ることはあるかな? という発見があるかもしれません。

どんな取り組みを?

世界共通で考えていきたいのは、このSDGsという問題には地球上の全ての生きとし生けるものから、それらが生きる場・自然とも関わってきます。さまざまな分野で官民連携で多くのプロジェクトが行われています。

まずは身近なところのプロジェクトに目を向けてみたり、自分が興味のある目標に関するプロジェクトを隙間時間に探してみたり、そんな簡単なところから始めてみましょう。

日本では子どもたちにも興味を持ってもらえるような、楽しい学び方が出来るさまざまな動画を公開しています。 外国人からも人気の高い(知名度が高い)ピコ太郎こと古坂大魔王を起用したSDGsの基本を伝える「ピコ太郎 × 外務省(SDGs)~PPAP~」

楽しめるのは小学生だけではない、日本が誇る世界的アイドル・キティちゃんが届ける「ハローキティSDGs応援」シリーズは、理解しやすい内容で、気軽に楽しみながら学べます。

動画の中のひとつ「タロー!キティです!」がイチオシです。 歌の上手い下手はさておき・・・昨今のテレビドラマに漫画の世界のヒール役を担うことが多い大臣たちが、親しめる姿を見せておくのも良いのではないかと思ったりします。

 

ドイツの取り組みも色々ありますが、BMZのチャンネル内にあるSDGsだけではないさまざまな学習動画(Erklärvideo)は、簡潔でわかりやすい内容です。ドイツ語の勉強にもなるかもしれませんね。

2030年までに絶対に達成する!ではなくて、無理をしすぎない範囲で、個人個人が出来る限りの努力をすることが大事です。




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