ドイツ インフレを乗り越えるドイツ的節約術

ドイツのインフレ率はこの40年ほどでは、高くても5%上昇止まり、とくに1995年以降は変化もなく20年ほどは物価の変化も感じられずに、安定した生活といっても良いとても穏やかな状態を保っていました。 しかし、ドイツ連邦統計庁が10月28日に発表した10月の消費者物価指数(CPI)は、欧州連合(EU)基準で前年同月比11.6%上昇しています。 2022年の平均インフレ率は未曾有の8%越えになるだろうと予測されています。 そんなドイツのインフレとドイツ的節約術を特集したNIPPONip vol.66から一部抜粋してドイツ的節約術をご紹介します。

インフレを乗り切る節約術

Statistaが2022年冬にドイツの15歳以上の男女、1500人以上へのCAPIによる、「ドイツにおけるEUの最重要課題に関する調査」から、これまでは比較的関心の薄かった「物価上昇/インフレ/生活費」への関心は半数以上の 58%もの結果となりました。

日本での節約術はもちろんドイツでも有効な節約術もありますが、ここドイツならではな節約術を試してみてはどうでしょうか?楽しみながら、レッツ・節約! 今回は動費(流動費)を重点的に調べてみました。

食費

ドイツでは、例えばベーカリーでは閉店前の1時間程度は半額で提供したり、食材を生活保護を受給する人へ無償で提供するシステムがあります。近年は食品ロスを防ぐために、アプリで登録してオーダーミスや前日の余剰分の食材や食事を安価で入手できるようにもなりました。

人気のあるアプリ

ResQ Club 食材が余っているサステナブルなレストランや食料品店と消費者をつなぎます(現在はベルリンだけですが、今後各都市にも増える予定とのこと、各地に増えると良いなと願ってます)

OLIO ご近所同志や地元のお店をつないで、食品廃棄物をなくす手助けをします(ご自分の住んでいる地域が該当していたらアプリをダウンロードしてご利用ください)

Too Good To Go カフェ、スーパーマーケット、ホテルは食品を廃棄せず”マジックバッグ “として消費者に特化で販売する場をつくります(Hol dir die App をクリックするとアプリをダウンロードできます)

ポイントカードの利用

少し割高でもマーケットや露店商から購入した方が新鮮で長持ちする場合もあります。ですが、日本でいうポイ活(お得ポイントを集める活動)が出来る食品スーパーも増えています。

有名なポイントカード

*どちらのカードもオンラインショップなど多数の加盟店でポイントが集まります。入会方法はオンラインから、加盟店で申込用紙と用紙についているカードをその場で入手して、申し込むなどいくつかの方法があります。

Deutschland card (加盟:Netto,Edeka,Penny Marktなど)

Payback Karte (加盟:Rewe,dmなど)

交通手段

自転車や徒歩で出かけるように心がければ、節約かつ健康維持にもつながります。 遠方の場合は、公共交通機関や、自家用車を使うことになりますが、近年はガソリン代の高騰と不足で車の利用が敬遠されがちです。

車で出かける際には、エアコンや安全に関係ないオプションをオフにしたり、不要なものを車に積み込んでおかないようにしたり、タイヤのチェックなどを怠らないようにすることでコストの節約が可能です。

カーシェアリングなども乗り捨て型が70%以上で戻す必要もなく、気軽に利用が可能です。多くのサービスが存在しているのでご自身が住んでいる地域に利用者が多いかどうかや、使用条件が適しているサービスを選んでみてください。

カーシェアリングアプリ・サービス

mobileeee E-Carsharing 人気が高まっているe-car(およびe-bike)のシェアリングサービス。

Share Now  対応都市が多く、即時に一番近いレンタル可能な車を表示し、柔軟なレンタル方法(分単位など)が魅力です。30日までの長期カーシェアリングも可能。

Miles 対応都市が順次増えていて、キロメートル単位か時間単位で料金設定。ゆっくり運転タイプにはおすすめ。

公共交通機関での旅行や出張の際には、旅券の購入や予約は早めに行うと安くなります。また旅行日程を月金日祝の前後、祝日の始まりと終わりは割高になります。 それらの日を避けられるなら避けるようにしましょう。 DB(ドイツ鉄道)のスーパーセール価格や、旅行会社のお得なニュースレターをチェックしましょう。

„Deutschlandticket“

2023年(次期未定ですが、4月1日を予定)からは9EURチケットの後継になる 49EURチケット„Deutschlandticket“も販売の予定です。

ドイツらしい節約術

嘘か本当かはわかりませんが、こんな節約方法もあるかもしれません。ドイツだからこそ出来そうな節約や、ドイツらしい考え方の節約を試してみてはいかがでしょう?

キャンドルの灯火で

地震の心配がないドイツでは、寒い日に暖房費を節約するため、無数のキャンドルを部屋中につけて暖を取る人もいたそうです。 キャンドルの火で部屋は暖まり、また明るくなるので電気も節約できる・・・火事や酸欠にならないように気をつけて。

Sicher ist sicher

安全は安全なのである。ドイツ人の80%が家庭内の物品を保障するHausratversicherung家財保険に加入し、72%がPrivate Haftpflichtversicherung民間の賠償責任保険に加入しています。保険の費用を払う方が、急な(時には多額の)出費よりお得、つまり節約しているという考え方があるようです。

Eine Nacht drüber schlafen

日本でもよく聞く、「一晩寝てから考えよう」と同じ意味の言葉です。 類義語に”Der Morgen ist klüger als der Abend” 朝は夜より賢い。ネットやショップでの衝動買いをしてしまいそうなとき、一旦落ち着かせて本当に必要かどうかを考え直す時間を持つことが、節約につながると考えるようです。

自前のカップや持ち帰り容器を使う

多くのお店でマイカップを受け付けているので、手軽に持ち歩けるカップをひとつ買っておくとお持ち帰りのコーヒー代も、環境負荷まで節約できる。 とてもドイツ人的な考え方かもしれませんね。

ドイツでお風呂代わりに

給湯は最もガスや電気を利用するといわれ、節約するなら「お風呂」ではなくシャワーを数分だけ浴びるべし、と言われるドイツ。しかし、温泉や入浴に慣れ親しんだ日本人には辛いところ。 特に寒い冬場は温まりたいですよね。

こんな便利グッズもありますので、どうしても節約しつつ温まりたい方はお試ししてみてください。

自宅でおひとりさまサウナ。
1000kwの場合は1回2時間稼働させても最大約0.80EUR。
持ち運び・折りたたみ可能な浴槽は、小さめお風呂として節約に。
お湯を抜く際には、湯抜き線が下部にあるので便利

 

 




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