ドイツでもおうち時間を楽しもう! おとなのぬりえ【無料DL可能】

単純な図形から複雑な模様まで、様々なものの形の輪郭だけが描かれたもの、その線画の中を彩色するぬり絵。 とりあえず試してみたい、おとなも楽しめるドイツモチーフなぬり絵をオンラインで無料提供するサイトを集めてみました。(NIPPONip vol.57より一部抜粋)

おとなのぬり絵

ぬり絵は、従来は幼児期の遊びのひとつでしたが、美しい文様に色を加えてアートとして楽むことが出来ることから、おとなの楽しみとしても認知度があがってきています。

大人のためのぬり絵は、リラクゼーションのため、ストレス緩和のために楽しまれることが多く、また、手指を使い、彩りを考えることが脳に刺激を与えるということからリハビリや高齢者のためのものまで様々です。

日本のぬり絵の歴史

江戸時代の挿絵が最初のぬり絵ではないかという説があり、色鉛筆が一般で使われる様になった明治時代ごろからぬり絵が広まります。 図画教育で採用され、一般家庭でも定着し、その後昭和20年後半に発行された蔦谷喜一の童女画のぬり絵やきせかえがブームとなりました。

「ぬり絵は子どもの遊び」だったものが、2005年ごろからは河出書房の名画をモチーフとした「大人の塗り絵シリーズ」がブームとなります。 マンダラやジョハンナ・バスフォードのぬり絵「ひみつの花園」が口コミで広がり「おとなのぬり絵ブーム」が日本で定着します。

ドイツのぬり絵の歴史

欧米では19世紀に「紙製のおもちゃ」として子ども用のぬり絵が生まれました。ドイツでは幼児期の遊びとしてのぬり絵、小学生など低学年期の学習としてのぬり絵として定着しています。

そして、ドイツでのおとなのぬり絵のブームは、最初にZen-Tangle-ゼンタングルが流行し、2010年ごろからマンダラぬり絵が定着。 ジョハンナ・バスフォードのぬり絵がきっかけで、人気が加速し各書店におとなのぬり絵コーナーが大きく設置されるようになります。

ドイツらしい!おとなのぬり絵

およそ30分程度で彩色。心地よい多少の疲労感と達成感!

おとなも楽しめるドイツらしいぬり絵が無料でダウンロード出来るサイトを調べてみました。 かなりのボリューム、素敵な絵柄でどれから始めるか迷ってしまいます。

*各訪問先サイトの無料ダウンロード可能なぬり絵は、それぞれ指定された利用条件に従ってください。

パズルぬり絵

https://www.malen-nach-zahlen.store/ueber-uns/malen-nach-zahlen-fuer-kinder-und-erwachsene/malen-nach-zahlen-kostenlos-erwachsene

ドイツ人の好むモチーフが多くあり、かなり本格派のものが入手可能です。 また、色見本があるので、オンライン上でも、紙に印刷しても楽しめるぬり絵です。

ちなみに、こちらのサイトでは自分のオリジナルぬり絵も作れます。

とにかく数が多い!ドイツらしいモチーフもたくさん

https://www.ausmalen2000.com

オンラインでも、プリントアウトもOKのぬり絵サイトです。ドイツらしいモチーフと絵柄が揃っていて、選び甲斐もあります。 ただし、著作権が心配なものもいくつか含まれていますので、そこは自己責任で・・・

ブルスト工房

https://brst-factory.booth.pm/

ドイツを自分色に染めてみたい? これで無料でいいのかなーと思うような繊細なタッチのぬり絵です。 ドイツ好きな方なら絶対楽しめるノイシュヴァンシュタイン城やキリンガーハウスをモチーフにしています。

ツイッターからもドイツ情報を発信されていて、素敵なぬり絵イラストはここからも情報やDL可能です。 →ブルスト工房

マンダラに特化!

https://www.mandala-bilder.de/erwachsene-mandalas.html

色々なモチーフをマンダラ風にレイアウトして作られたぬり絵サイト。 パズル・マンダラぬり絵などもあります。 変わったモチーフやドイツらしい絵柄、季節の素材など、とりあえず円になって集まってるパターンな気もしますが・・・「密教的な意味」はほぼ皆無だけど、楽しいぬり絵です。

名画ぬり絵

©️http://library.nyam.org/colorourcollections/

Color Our Collectionsは、2016年からThe New York Academy of Medicine Library ニューヨークアカデミーが始めた活動で、各美術館や博物館などの保管する名画をぬり絵に変えて、一般公開する取り組みです。

100以上の博物館や美術館が参加しているので、バラエティーに富んだ名画ぬり絵が楽しめます。
#ColorOurCollections

ちなみに、個人的にオススメしたいのがミュシャ博物館の「Colour your own Mucha」内からDL出来る無料のミュシャポスターのぬり絵。 元々がポスターだからか、格好良く収まる気がします。

Zentangle

©️Pixabay_lucindafaye

ちなみにドイツでは、アメリカからブームが始まったゼンタングル – Zentangleも人気があります。 タングルは「模様・図柄」を意味します。 (ゼンは恐らく「禅」を意味しているのではないかと思いますが・・・正確には分からないので、ご存知の方いらっしゃったら教えて下さい!)

ゼンタングルはとにかく一本のペンで思いつくまま絵柄やパターンを9cm×9cmの紙に描き続けます。

基本のタングル(模様)や用紙の中を区分けしてパターンを書き込むなど、基礎的なテクニックもありますが、まずは、ただただ、思いつくまま、気持ちの向くままに頭に浮かんだパターンや線を描いてみるのも良いと思います。 もっと上手にしたい、楽しみたい!と思ったら基礎を学ぶ気軽な気持ちで始めてみてはいかがでしょう?

さらに気に入った自作のゼンタングルのパターンに彩色して、ぬり絵にしてしまっても良し。

楽しみながら、癒されるおうち時間を満喫して下さい!




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