ドイツから見た、東京2020オリンピック競技会

無事に閉幕した東京2020オリンピック競技会、そしてパラリンピック競技会。 開幕前から様々な問題や困難な出来事があり、オリンピック史上初の1年延期となった東京2020オリンピック。 日本から見たオリンピック、そしてドイツから感じたオリンピックについて、少しだけ記録してみました。 当記事はNIPPONip vol.61オリンピック特集から一部抜粋しました。

東京2020

2020年 ミレニアムイヤーであり、まちにまった東京オリンピック開催の年(会期は2020年7月24日〜8月9日・パラリンピックは8月25日〜9月6日予定)でしたが、2020年初冬に起こった世界的パンデミック・新型コロナウイルス の影響により開催を1年延期しました。

近代オリンピックの歴史上、延期されるのは初めてのことでした。

実は日本は1940年のアジア初オリンピック予定だったが第二次世界大戦で中止。 1964年24年後にアジア初のオリンピック開催地として東京で大成功を収め、そして半世紀を超えた2020年は史上初の1年延期と、オリンピックの中止、開催成功、延期の3つを経験している稀な国となりました。

ドイツ国内では、ARDとZDFの2局がオンライン放映を1日交代で行い、視聴環境は非常に良好でした。 ただし、ドイツ的視点からのオリンピックのため、日本人的にはやはり「日本視点」のオリンピック観戦がしたかった、と感じた人もいるかもしれません。

ドイツ国内では意外と告知が行き届いていなかったのか、後から見た方も多かった(もしくは未だ知らない方もいる)のではないでしょうか。 実は東京2020オリンピックではオリンピック・パラリンピックそれぞれの開会式、閉会式以外にも、事前プロジェクトやイベントが多数行われていました。

ところで、2020ロボットプロジェクト、Tokyo 2020 Make The Beat!、東京2020 NIPPONフェスティバルなどさまざまなイベントを企画したり、オンラインでこそ楽しめるオリンピック動画を制作していましたが、みなさんいくつくらいご存知でしたか?

その一部を動画で少しご紹介したいと思います。

東京2020 NIPPONフェスティバル

オンラインでの前夜祭、Wassai わっさいは、非常に素晴らしいパフォーマンス、映像でした。

One Minute, One Sport

ニイルセンによる手描きアニメーションに「東京03」と「ももいろクローバーZ」の声の出演で、55競技の概要や見どころを解説するアニメも制作されました。

少し、開会式で人気を博したピクトグラムのパフォーマンス的な、分かりやすくて面白い動画です。 言葉が分からなくてもなんとなく分かるような、素敵な動画です。 ただ、せめて英語バージョンがあったら、きっともっと楽しめただろうと少しだけ残念。

ところで、ももクロも好きですが、海外で金字塔を打ち立てた(打ち立て中?)な某ヘヴィメタバンド(女子2人になっちゃったけど)や外国人にとっての「日本といえば!」な人気のアーティストや芸能人を見かけなかったな、と感じたイベントでした(個人的感想です)

Tokyo 2020 Make The Beat!

動画も素敵、事前告知で浸透していたら。 無観客開催でなかったら。 すごく盛り上がったのではないかと思うと、残念です。 せっかくなので今からでも?

東京オリンピック2020の感想

今回の東京オリンピック2020、日本の金メダルラッシュそして念願の侍ジャパン・野球で金メダル取得や、空手の演舞では沖縄出身選手が初の金メダルを取得、と明るいニュースも続出しました。

日本はメダル総合計が金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個。 国別金メダルランキング3位でした。

その一方で指導者が大会追放処分を受けたり、亡命騒動があったり、と様々な問題も起こりました。 コロナに関するトラブルとして、ルールを破り出場資格を失ってしまった選手もいました。

ドイツは、今回の五輪はメダルランキング9位、過去最低の記録、そして様々なトラブルなども起こり、どちらかというとあまり喜ばしくないような記録が残ってしまいました。

日本はオリンピック・パラリンピックが無事終了したこれから、解決すべき問題ももちろんあると思いますが、総体的に見れば無事に終了した、と。 あえてポジティブな気持ちで反省点を今後のイベント開催などに活かしていければ・・・と願っています。

関係者のみなさま、おつかれさまでした!そして、ありがとうございました!




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