1ヶ月9EURチケット・一部ドイツ鉄道・公共交通機関乗り放題!6月〜8月まで販売【ドイツ全土】

ドイツ連邦政府の粋な計らい! 2022年6月1日から各地域でスタートする、3ヶ月間限定の1ヶ月9ユーロ交通チケット・キャンペーン。 すでに色々なところで耳にしたかもしれませんが、いつから、どこで、どうやって買える? 何に乗れるの? 注意点は? などをまとめてみました。 →1ヶ月9ユーロ交通チケット・キャンペーンの後継となる49EURチケットも2023年春頃から販売予定に。詳細は確定次第ご案内します

1ヶ月9ユーロで乗り放題!(6月〜8月)

バスと鉄道の救済措置の一環として、そして乗客にもメリットをもたらす包括的なサービスとして、2022年6月、7月、8月の間、それぞれ1ヶ月間9ユーロで、ドイツ国内をドイツ鉄道(ICE, ECなどは除く)公共交通機関で移動できる特別企画をドイツ連邦政府が実施します。(3ヶ月購入しても27ユーロ)

背景にはコロナ禍でのロックダウンでは誰も外にでないし、人に接触しないように公共交通機関を使わない動きもあったための、公共交通機関の救済措置がひとつ。 燃料コストの高騰もあり、自然にも優しくしましょうよ、という意味も兼ねて「マイカーより公共交通機関を使おう」サステナビリティ大作戦も理由のひとつです。

この9ユーロチケットを利用して、夏はドイツ鉄道と公共交通機関を使ってのんびり旅行三昧をしたり、これまでICEやICだとついつい通り過ぎてしまっていたような地域を、隅々まで見てみる楽しみも味わえるかもしれません。

購入方法

チケット販売はアプリ、または実店舗で5月20日ごろからスタートです。(*地域によってはすでに販売中)

すでに年間チケットなどを購入している人は何もする必要がなく、決済方法(口座振替の減額・返金)のお知らせがやってくるようです。(実際に返金がしっかり行われるかどうかは、ご自身で要確認)

注意する点は、例えば選択した月が6月の場合は、6月1日0時〜6月30日24時まで有効です。 そのため、1日の朝購入しても、29日の昼に購入しても9ユーロ。

オンラインとアプリで予約可能なので、携帯にいれておけるハンディチケット、または実店舗での紙での購入も可能です。(アプリは5月20日以降から購入可能予定、実店舗は23日以降を予定*変更の可能性あり)

また、ベルリンでは定期券を持っている場合や、新しく定期購入をする場合は3ヶ月間0ユーロ!にしようかという議題も出ているそうです・・・。

本当にすべての路線、すべての公共交通機関で乗れる?

答えは「はい・YES・JA !」

選択した月にドイツ鉄道ならびに地域の公共交通機関を何回でも利用できます。

ただし、すべての長距離列車(IC、EC、ICEなど)、地域鉄道(RE、RBなど)でも一等車には乗車できません。長距離バス、Felix 電車・バス(Flixbus/Flixtrain)もご利用いただけませんので、ご注意を。

またお子様連れの場合、普通の定期券は6歳〜14歳のお子さんは2名まで*同乗が許されていますが、9ユーロチケットでは6歳以上のお子さんも必ずひとり1枚チケットを購入する必要があります。お子様のチケットも忘れないように購入しておきましょう。

旅行先の観光地専用バスも乗れないことも多いので、不安な場合は必ず事前に確認して別チケットを購入するようにしましょう。行く場所によっては、通常の観光チケットなどを購入した方が良い場合もあります。

自転車を電車に持ち込む場合は、自転車チケットを追加購入しておくこともお忘れなく。

*地域によって、同乗可能な人数が違う、観光地専用バスの扱いが違う場合もあります。事前に自己責任で確認を。

どこへ行ける?

どこへでも!

DBドイツ鉄道だけでなく、地域の公共交通期間が含まれているのがポイントが高い点です。観光地に行って、意外とその地域の電車やバスの乗り方、チケットの購入が難しかったりすることもありますが、この3ヶ月はそんな悩みも無用です。

乗り継ぎが苦痛でなく、たっぷりと休暇が取れる場合は9ユーロでドイツを東西南北駆け巡ることも可能です。

ドイツ語ですが、こちらのサイト 24RHEIN では、実際に乗り継ぎをしてケルンからハンブルク、ミュンヘンからベルリン、などドイツ鉄道で横断するドイツの旅電車プラン一例をいくつかあげているので、参考にしてみてはいかがでしょうか?

観光地が混雑するのでは?

芋のこを洗う状態の観光地©︎katermikesch_pixabay

すでにその可能性は連邦政府も、観光地のみなさまも検討済み。

人気がありそうな地域向けには、特別に臨時電車を出して満員になるのを防いだり、観光地では週末に人が不足しないように手配済みのようです。

今年の夏の休暇は、電車の旅、バスにゆられて山へ、海へ、観光地へ足を伸ばして、楽しんでみてくださいね。




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